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ジェーン・エアを知りたい。

私がジェーンについて知っていたこと。

教師、逆境に立ち向かう女性…。


これもNetflixのドラマで赤毛のアンが言っていたことなので、知っているといえる程でもない。彼女の話であることは分かるが、どんなジャンルかもわかっていない。ジェーン・オースティンや若草物語が好きな人が好きな物語なのだろうから、似た系統である、ということを望みはした。


『ジェーン・エア』はシャーロット・ブロンテという1800年代前半に活躍した女性の作家が書いた長編小説だ。ヨークシャーのソーントン生まれで、当初は時代背景的にカラー・ベルという男性名で作品を出していたらしい。軽くWikipediaを見ただけで、シャーロットのことがすこし好きになってしまった(笑)。


映画の出だしは、ジェーン・オースティンの世界とはなかなか違う。ユーモア調や、女性の結婚についての強い主張はなく、非常にシリアスな空気から始まった。ジェーン・オースティンが好きで、似たものを…という風に見始めた人はちょっとドッキリしそうな出だしだった。


勿論、私もドッキリした(笑)。


彼女は思った以上に不遇だった。彼女だけではなく、物語に出てくるほとんどの人が。私はケイリー・ジョージ・フクナガ監督、『アリス・イン・ワンダーランド』や『クリムゾン・ピーク』のミア・ワシコウスカ主演バージョンを観た。ミアは青白かったり悲観的なメイクがよく似合うと思う人は多くいるだろう。本当に美しいお顔の方だ。ジェーン・エアという静かで物寂しく見える、『妖精』のような女性がよく似合っていた。

映画については、「色々端折り過ぎ!」というような感想を見た。
この感想をきっかけに、やっぱり原作も読んでみたいなという気持ちが芽生えた。同時に『高慢と偏見』やオースティンの作品をまたたくさん読んで、あの強い女性たちとユーモアと愛にあふれる世界に浸りたくなった。思った以上にジェーン・エアの世界は曇り空続きで、今の私には少し中和が必要な気がした。


映画を見終わった後、私から見たジェーンのイメージは「不遇の人、芯の強い人、フェミニストで頭がよく純粋な人」という感じだ。彼女の芯の強さを本当に感心した。そして、最後に愛を掴み取った彼女にとても驚き、感動した。私はきっと悲劇で終わり、ジェーンは生涯修道女となるのかも…と思っていたからだ。ロチェスター氏は、不遇で可哀そうだと思ったが、女の立場からはちょっといろいろ言いたくなる(笑)。その後出てきた牧師様も(笑)。


映画では色々理解が追い付かない場面が多くあったので、本を読みたい。

どうして彼を好きになったのか、
何故次の恋を探さなかったのか。

ジェーン・エアという女性を知りたいと思った。


𖥧𖤣 冒頭だけ2006年ドラマ版を観ました。『ナルニア国物語』でルーシー・ペペンシー役を演じたジョージ―・ヘンリーが見れたので嬉しかったです。字幕のみなので、ゆっくり出来る時にまた観ようと思います。


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