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Food for Well-being

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特に「食×健康」の分野に関心があり、学習記録メモ等をnote・マガジンに残しています。 <ブログ> https://qaqqar.com/ (Wordpress) https:…
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2018年12月の記事一覧

中小企業分野調整法

1977年、森永乳業が10か月(現在は12か月)無菌包装の技術の開発に成功。世界中で特許取得。
→この動きを恐れた全国豆腐商業組合連合会(豆腐メーカーの団体)が、無菌包装豆腐の国内販売中止を求める法案成立を国会に働きかける。
→日本共産党、日本社会党の後押しで1977年、「中小企業分野調整法」成立。

参考文献
豆腐バカ 世界に挑み続けた20年 (集英社文庫)
https://amzn.to/2B

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増粘多糖類

増粘多糖類とは、おもに食感やとろみを調整するために使われる粘性の高い多糖類のことです。2種類以上の多糖類を増粘の目的で用いた場合に略称として「増粘多糖類」と表示することが出来ます。

この表示法に従った結果、多くの食品に食品添加物として記載されるようになり、増粘安定剤よりも増粘多糖類の方が知名度が高くなり、より通用しやすくなったのだそうです(Wikipedia情報)。

主な増粘多糖類
例えば下

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増粘安定剤

増粘安定剤:水に溶解または分散して、食品に粘性や接着性をもたせる食品添加物。

使用目的により、①増粘剤、②安定剤、③ゲル化剤の3つに区別される。いずれも、食品の食感やのどごしをよくする役割がある。

①増粘剤:食品に粘りやとろみをつける。
②安定剤:固体や液体である食品成分を均一に安定させ、形が崩れないようにする。
③ゲル化剤:液体をゼリー状に固める。

食品パッケージでよく見る増粘安定剤
・ペ

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トランス脂肪酸

トランス脂肪酸発生は主に2種類(天然を除く)

トランス脂肪酸は自然界にもわずかに存在しますが、毒性が強いものは、ほとんどが加工や加熱など人工的に手を加えた時に生じます。

トランス脂肪酸が生じる主な条件としては、次のような場合があります。

1) 植物油などに水素を添加して硬化させて、固形にする場合

→一般的に「トランス脂肪酸」というと、こちらを指しているのではないかと思います。マーガリンがそ

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大豆イソフラボン

8.1 閉経前女性、閉経後女性及び男性について
8.1.1 大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の上限値
① 食経験に基づく設定 日本人が長年に渡り摂取している大豆食品の大豆イソフラボンの摂取量により、 明らかな健康被害は報告されていないことから、その量は概ね安全であると考える。 そこで、平成 14 年国民栄養調査から試算した、大豆食品からの大豆イソフラボン 摂取量の 95 パーセンタイル値

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油の搾油方法(えごま油)

圧搾法
昔ながらの製法で、油圧機を使用して圧をかけることで油を搾り出す方法。栄養分などもそのまま残る。

抽出法
油を溶かす有機溶剤を用いる抽出方法。
油がほぼ完全に抽出でき効率的だが、蒸留して有機溶剤を除去する際、熱に弱い栄養素を破壊してしまう。

https://hidaegoma.jp/egoma-oil-4/

ビタミンとミネラルの違い

ビタミンが元素から成る有機化合物であるのに対し、ミネラルは元素そのものであるということです。有機化合物とは、ビタミンCのように、炭素の骨組みに酸素や水素がつながったものをいいます。これに対しカルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、炭素などの骨格をもたずに元素そのもの、つまりひとりぼっちで既に『ミネラル』であるということです。(厳密には必ずしも元素の形で存在するとは限らず、ほかの有機化合物とくっつ

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