大豆イソフラボン

8.1 閉経前女性、閉経後女性及び男性について
8.1.1 大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の上限値
① 食経験に基づく設定 日本人が長年に渡り摂取している大豆食品の大豆イソフラボンの摂取量により、 明らかな健康被害は報告されていないことから、その量は概ね安全であると考える。 そこで、平成 14 年国民栄養調査から試算した、大豆食品からの大豆イソフラボン 摂取量の 95 パーセンタイル値 70 ㎎/日(64~76 ㎎/日:アグリコン換算値)を食経験 に基づく、現時点におけるヒトの安全な摂取目安量の上限値とする。

② 海外 (イタリア)において、閉経後女性を対象に大豆イソフラボン錠剤を 150 ㎎/ 日、5 年間、摂取し続けた試験において、子宮内膜増殖症の発症が摂取群で有意に高 かったことから、大豆イソフラボン 150 ㎎/日はヒトにおける健康被害の発現が懸念 される「影響量」と考えられる。摂取対象者が閉経後女性のみであることや個人差等 を考慮し、150 ㎎/日の2分の1、大豆イソフラボンアグリコンとして 75 ㎎/日をヒ ト臨床試験に基づく、現時点におけるヒトの安全な摂取目安量の上限値とする。

上記①及び②から、現時点における大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の 上限値は、大豆イソフラボンアグリコンとして 70~75 ㎎/日とする。

8.1.2 特定保健用食品としての大豆イソフラボンの安全な一日上乗せ摂取量 の上限値
大豆イソフラボンアグリコンとして 30 ㎎/日とする。

8.2 妊婦、胎児、乳幼児及び小児について
特定保健用食品として日常的な食生活に上乗せして摂取することは、 推奨できない、とした。
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-singi-isoflavone_kihon.pdf

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イソフラボンは、ほとんどが吸収されにくい「グリコシド型」。
アグリコン型イソフラボンが多く含まれているのは、発酵させた味噌や醤油だけ。
http://isoflavone.jp/faq/

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