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6月5日 アウェイ岩手戦 VF甲府 選手採点

天皇杯に快勝し、久しぶりの勝利に沸いたイレブンと小瀬。
勢いをつけてリーグ戦も連勝街道に入っていきたいこの一戦。
岩手は最下位とはいえ、天皇杯ではフルメンバーに近い町田を破って勢いづいている状況。
故に難しい展開となると予想された岩手との戦いは、序盤から圧倒的に甲府がボールを支配して始まりました。

リラ 5
20分にスピードタイプのセンターバックである甲斐と並走して走り勝つなど、コンディションが上向いてきており、体は良く動いている印象。
中央でのポストプレーに加えて、サイドに流れて起点となる動きを混ぜていた。
パスの出し手との息が合わず、シュートチャンスに持っていけない場面がもったいなかった。
19分の流れるような攻撃は、是非フィニッシャーとして仕留めたかったが、リラの動き出しは悪くなかったように見える。
相手に脅威を与えるプレーが少なかったゲームとなった。

鳥海 6
中盤を自在に動き回り、マークのズレを積極的に作り出していた。
相手最終ラインの裏のスペースも狙い、質の高いシュートを放った。
82分にはドリブル突破を図り、イエローを誘発した。
試合を通じて効果的な仕事を果たしてくれた。

長谷川 5
守備時には3ボランチを形成するような下がり目の位置まで下がり、そこからゲームメイクを担った。
攻撃時には前線でシュートやスルーパスを試みるが、味方と意図が合わなかった。
被カウンターの起点となるロストも多く、68分に交代。
チームメイトとプレービジョンのズレが多いように見えるのが心配。
飯島をワントップで使ったらどのようになるのかを一度見てみたい。

小林岩魚 6
高い位置を取り、精度の高いクロスを供給し続けた。
特に32分の相手を抜き切らずに上げたクロスは素晴らしかった。
3アシストくらいあげたいほど良いキックが多かった。

山田陸 6
ネガティブトランジションでボールを奪回する活躍が多かった。
何度もボールを回収してくれたので、山田のおかげで相手の攻撃の回数を相当数減らしていた。
被カウンター時にも全力でスプリントして戻っており、危機感を持ってプレーしていた。
75分には、和田選手の個人技での突破をギリギリで体を張って止めた。
ゲームを通して非常に効いていた。
61分のように、山田がゴールまで顔を出すとチャンスが広がるので、攻撃面でも次の試合は期待したい。

石川 6
23分の失点したカウンターを受けた場面では、2対3の数的不利の状況で、小林と共に飛び込まずに絶妙の距離感で我慢してディレイした。
さらに相手のパスを足に当てて方向をズラし、攻撃を数秒間遅らせた。
この数秒間で甲府の選手が帰陣し、5対5の数的同数を作り出した。
結果的に失点してしまったが、通常であれば守り切れる可能性の方が高い状況であり、試合を動かすほどのスーパープレイ。
全体的には山田が低め、石川が高めのポジションで斜めのパスコースを形成し、ライン間に立ち続けて浦上からのパスを引き出し、パスワークを活性化させていた。

関口 5.5
いくつかパスミスや判断ミスもあったが、全体的にやっとコンディションが上向いてきている。
逆足のキックもつながり始め、可能性のあるクロスを複数供給した。
特に43分のコーナーフラッグ付近から1対1を抜き切らずに上げた鋭いクロスは、体勢も不十分ながら素晴らしかった。
これを見せれば相手も食いついてくるので、今後はキックフェイントが有効になる。
右サイドを関口が突破するシーンが増えてくるかもしれない。
久しぶりに良い関口が見れてとても嬉しかった。

野澤陸 5
失点シーンでは、後ろに居た選手へのコースを切り続けていたため、あれ以上の対応は難しかった。
ロングキック、ショートパス共にらしくないミスが出てしまい、風の対応に苦労した。
89分のヘディングでのプレゼントパスは失点を招きかねないため、体勢が悪かったことも考えて素直にクリアで良かった。

浦上 5.5
サイド、中央へと、いくつも狭いところを通して甲府の攻撃のスイッチを入れていた。
特に22分に左サイドの奥、小林岩魚へ通したフィードは素晴らしかった。
ビルドアップは、昨年と比してとても良くなっている。
守備ではクロスの対応で目測を誤っていることがあり、あわや失点のリスクもあったため、集中して見極めたい。

須貝 5.5
19分の流れるようなパスワークは、須貝が中へ斜めに走ったことから始まっている。
相手のライン間を簡単に攻略しており、非常に面白い攻撃の形となった。
関口のクロスを助ける囮の走りや、裏を狙うパスなど多彩な攻撃を見せた。
ロスタイムになってもオーバーラップをかけポケットに侵入し、コーナーキックを獲得。
チームを鼓舞し続けた。

河田 6
河田の能力であれば危険なシュートは少なかった。
失点シーンでも近距離から1度セーブしており、キーパーとしての責任を果たしてくれた。

三平 5
もったいない繋ぎのミスをしてしまっていた。
2~3回訪れた決定機をモノにしたかった。

宮崎 5
1点取ろうと気迫は伝わってきたが、効果的な働きは出来ず空回りしてしまった。

大和優槻 出場時間短く採点なし
入って直ぐに足元で危険なロストになりかけた。
83分に惜しいヘディングシュートをはなった。

松本 出場時間短く採点なし

中山陸 出場時間短く笑いなし




総評

色々な悔しさを噛みしめるゲームとなりました。
71分に自陣深いところで石川選手がビスマルク選手とマッチアップした時まで、カウンター以外でアタッキングサードに侵入を許さなかったのではないかと思うくらい押し込めていたと思います。
それくらい相手のビルドアップを封じ込めて、良い試合運びができていた印象でしたので、この敗戦は堪えました。
失点シーンのジャッジについては、さて置いて。
最近点が取れていないのが非常に心配ですよね。
長谷川や鳥海が、ゴール正面からシュートを打つ場面が少ないです。
相手陣地のシュート角度の少ない深い所まで侵入する場面はよく見ますが、ゴール正面までマイナスで折り返す形が少なくなっています。
次の千葉戦では、是非そのような形を見てみたいですね!
千葉さんもどうやら怪我人が続出しているらしく、メンバー構成に大分苦慮されている状況のようですよ。
こちらも同じような状況ですので、両チームの総力戦としての団結力が問われる一戦となりそうです。
当日は生憎の雨予報ですが、参戦予定です。
梅雨空の暗鬱とした空を吹き飛ばすような爽快な勝利を期待したいですね!
次こそ勝とう!

頑張れ!!


甲府~~~~!!

勝とう!!






最後まで読んでいただきありがとうございました。

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