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そもそも感染ってなあに?
自由研究のヒント:
科学の世界で言葉の定義はと〜っても重要!
病原体が体に入って増えることを感染っていうよ!
感染して体によくないことが起きるのが発病で、感染しているのに発病していない状態を不顕性感染というよ!
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生き物好きのみなさんこんにちは。科学の世界では言葉の定義がとても大事です。今回は感染症にまつわる重要な言葉の定義を確認していきます。
細菌やウイルスなどの病原体が単に宿主(犬猫や人)に入っただけでは、感染したとはいいません。
感染infectionとは、病原体が生き物の体に入った後に出ていくことなく定着して増殖することです。
その結果生き物の体に不利益をもたらす状態(病的な状態)を発病onset of diseaseと言います。
病原体が生き物の体で増えているのに、病気を起こしていない状態を不顕性感染(ふけんせいかんせん)inapparent infectionといいます。
参考:
動物の感染症 第二版(2009)小沼操 et al.
犬や猫、ウサギの獣医師です。色々と勉強中の身ですが、少しでも私の経験や知識を飼い主さんや動物に還元していきたいと思います。