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【クイズ形式】意外と知られてない、ドルコスト平均法(積立)の弱点

どうも、気軽に1億!をモットーにnoteを更新しているベスタです。
前回は実戦形式でドルコスト平均法の基本の解説をしました。

さて、教科書的な理解は他のサイトに任せるとして、今度は実戦形式でドルコスト法の長所(メリット)・短所(デメリット)をみていきます。
他のページでも色々なアプローチがあるので、ここはサラッと流します(笑)

ドルコスト平均法のメリット

  1. 事前に将来必要になる投資金額がわかる

  2. 下落時に購入量が増え、上昇時に購入量が減るので、下落時の損失リスクが減る

  3. 少ない手持ち資金でも開始できる(月100円~)

  4. 単純な下落相場でも買い続ける事で利益がでやすくなるのでメンタルが保ちやすい?


ドルコスト平均法のデメリット

  1. 単純な上昇相場で一括に比べて利益が劣る。

  2. 一括投資なら得られていたはずの利益が減少する(もしくはマイナスに転じる)ことがある。

  3. 一括投資なら早期で得られていたはずの配当・分配金の受取開始が遅くなり、利回りが下がることがある。

  4. 投資総額が増えると、ほとんど一括投資と変わらない変動が起こる。

  5. 投資方法しか示されておらず、売り方(出口戦略)で困る

  6. 期限付きに弱い(つみたてNISAでも同様)

デメリットが意外と多いことがわかりますが、メリットの1-3は一つずつがとても強いメリットなので、全体として優秀な投資法であるという事は間違えないでください!!
ただ、大事なお金を減らすリスクに晒すことには変わらないので、しっかりデメリットも理解した上で使用していきましょうという意図です。

<08.02 追記> インデックス投資でドルコスト平均法のデメリットを減らす投資法を紹介しました。もし、【単調な積立で持ち続けるよりも低リスクで運用したい】という方がいたらぜひ👇


【実践クイズ】

上記は読んだだけで「知っているよ~」となる人もいると思いますが、これから示すクイズはどうでしょうか?
(今回は、インカムゲインと呼ばれる配当&分配金は無視)

意外にすぐ答えられないのは、知識が使える知恵になってないということだと思います😅

1.どちらがドルコスト平均法で利益が大きい?

①山型相場

②谷型相場

ちなみに、どちらも、初期一括投資ではプラスマイナスゼロ(手数料の損失)になります。


【答え】②谷型相場 
計算は期間や購入頻度で変わるので省略しますが、相場が上がると平均取得単価も上がってしまうのがドルコスト平均法の特徴なので、その後、元の株価に戻ると損失になります。(デメリット2の具体例)
逆に①のように相場が下落すると、平均取得単価が下がり、その後、元の株価に戻ると利益になります。

2.一括投資より利益は増える?減る?

以下の株価(基準価格)の推移を示した場合、最初に全額投資した場合と比較して、ドルコスト平均法により利益は増えますか?減りますか?
(積立資金が開始時点に全額投資できる状態である場合)

【答え】減る
初期一括投資の場合、上のグラフで3⇒7と上昇分全てが利益になりますが、ドルコスト平均法の場合、取得単価が上がってしまい(ちなみに、4.3程度になる)、利益が半分以下になってしまいます。(デメリット1の具体例)

ということで!
初心者からすると、頭がいっぱいになってしまう内容の可能性があるので、本日はここまでです。

今後、メリットの1 (メンタルへの影響)、デメリットの3-5(評価や出口戦略の落とし穴)について、書いていく予定なのでお楽しみに!

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