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【ぐるっとパス日記】国立近代博物館と皇居乾通り

東京国立近代美術館へ『大竹伸朗展(2023年2月5日まで)』を観に行った。

その前日、夫が近代美術館へ行くなら皇居乾通りの一般公開(12/4で終了)も予定にいれたいと言った。

皇居か。そういえば一度も足を踏み入れたことは、ないな。

精神科医の和田秀樹氏も老人は週に二つくらい『初体験』をしましょうと言っていた。

いつもの道でなく違う道。
いつもと違う味付け。

脳への刺激というわけだ。たしかに経験値が増えると『同じ』に安心しがちだ。

初皇居。行ってみよう。

東京駅側の坂下門から入り、乾門から出ると、斜め前が国立近代美術館だ。

まず
坂下門へ向かうべく広場を横切る。けっこう深めの砂利道をザクザク。靴裏の感触これはどこかで経験あるけどいつ?どこだったか思い出せない。

検温消毒の場所を過ぎると、セキュリティ検査があり、いよいよ見えてきた。
坂下門だ。

そこで夫が来ないことに気づく。
振り向くと、まだセキュリティ検査場にいた。

さっき、重いからと夫の鞄に入れてもらった
私の水筒を飲んでいる。

どこで休憩しとんねんっ笑笑

と、笑っていたら違うかった。

水筒を見た係員から
この場でひとくち飲むよう
言われたらしい。

厳重だな。そりゃそうだ。

「俺の水筒じゃないのにさ」
ちょっと不服そうな顔である。
知らんがなと、また笑いそうになる。

紅葉や本丸を眺めながら、そぞろ歩き。
江戸へと思いを馳せる。

江戸からの令和


江戸城にいた頃の自分を……空想したが、あまりピンとこなかった。

だが、門扉には目がいく。

ライブを観に日本武道館へ行くとき、ここから北側に位置する田安門をくぐる。
現存する最古の門だそうだ。初めて行った時は、文字通り圧倒された。

城はやっぱり門だな。
(根拠のない自信)

乾門を出て右にくだり、毎日新聞社前の三叉路からまた少し登ると近代美術館だ。

あら。君たち。ネオンが迎えてくれた。

もう少しトリミングしたら
東京国立宇和島駅


暗くなると可愛らしく主張


展示室は、迫力につぐ迫力だった。

大竹氏は若い子たちに人気なようで、平日午後の美術館が明るい。

大竹真骨頂ともいえるアーティスティックなスクラップ作品を観ていたら


自分家にある大量の紙写真が頭に浮かんだ。

整理整頓いつやるつもり?
頭の片隅でピコピコする案件
第24番だ。


そっか。 
アートなスクラップを作るのも
いいじゃない、真似してみようか。

ジッと覗き込み
速攻であきらめる。

こんなに
ぐちゃぐちゃ感半端ないように見せかけて
こんなに 
綺麗て

どーゆこと。

いかほど長考されてるのか  

もしくは手足が赴くままなのか。

どっちにしろ素人にはムリだ。
自分は普通のアルバム買って整理しよう。

大竹展チケットでは、常設のMOMAT(東京モダンアート)展も観ることが出来る。

温度差……面白い。

何年か前、こちらで観た
フランシス・ベーコン展を思い出す。

そして、出光美術館同様
平川濠を挟んで広がる景色を楽しんだ。

4階に眺めのいい部屋がある。
ずーっと見ていられる。

悠久か刹那か



緑と空とビルヂング。東京魅力のひとつ。

40年ほど前
初めて大阪から遊びに来たとき

大都会なのにこんな緑が多いんだと驚いた。

大阪が少なかったのか?


『大阪よああ我がコキョー大阪よ
なにはともあれ次は万博
太郎も見てるきっとあの眼で👁‍🗨』

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