見出し画像

共産党は立憲民主党とれいわ新選組のどっちにつくのか

COP25 日本政府の態度が世界の足を引っ張った 2019.12.16

記者(8:58~):
フリーランスのタナカです。今、そのれいわの、小池さんの関連ですが、山本代表は常々5%で折り合いがつかないんだったらば共闘はしないと。で、100選挙区で立てると。あの人、頑固ですからね。これ、ゆずりませんよ。その場合に、共産党さん、どうしますか。どっちにつきますか。

小池晃(9:23~):
いや、どっちにつくとか、そういう問題じゃなくて、だから我々はもう、この間も言っているように、5%の減税を求めています。で、5%……ちょっと最後まで聞いて、ね。5%の減税を我々は求めています。消費税、ゆくゆくは廃止ということを求めている。これは、れいわとは政策的には一致をしているわけです。れいわに対しては、そういう方向で、それが合意になるように、それが野党の合意になるようにお互いに努力しましょうという話をしています。

同時に私たちは、この間、野党共闘を進めてく中で、一致点でやるのが野党共闘だと。だから、こちらが持ってる政策を押し付けて、それでなければ共闘しませんよという、我々はそういうスタンスではありませんということは、れいわには伝えています。

記者(10:12~):
あの、国民と立憲は、5%に下げるつもりはさらさらありませんよ。そうなると、結局、どちらかとは組まなきゃいけないわけですよね。

小池晃(10:24~):
それは、今、議論している最中です。で、私たちは、野党の中で5%で一致できるような方向にしていきたいというふうに思っています。そういう努力をしていきます。それができなかった時のことは、今の段階でお話しすることではないと思います。あくまでも我々としては、5%の減税で一致できるように努力をしていくと。ただ、それが一致しなかったらもう共闘はやりませんという、そういう態度は日本共産党は取りません。一致点をしっかり作って、その一致点で共闘していくというのが私たちの考えです。

れいわ新選組・山本太郎代表の反応

山本太郎(れいわ新選組代表) 街頭記者会見 新宿駅南口 2019年12月18日

記者(4:24~):
フリーランスのハタケヤマですけれども、野党共闘について伺いたいと思います。共産党の小池晃書記局長が、16日の記者会見で、記者の方と次のようなやり取りをされてます。まず記者の質問が、「共産党は、立憲とれいわ、どちらにつくのか」という質問が出て、小池さんがこう答えてます。「どちらにつくという問題ではなく、私たちは消費税5%を求めている。野党間で5%で一致できるよう議論し努力している。ただ、それが一致できなかったから共闘はしないというような態度はとらない」というふうにお答えになってます。で、れいわ新選組は、消費税5%を野党共闘の旗にしたいと。それができなければ独自で100人から131人立てるとおっしゃってます。ただ、その方針を「子供じみている」っていう批判もあるんですけれども、山本さんご自身は野党共闘の必要性っていうのは十分認識されておると思うんですけれども、共産党のように野党共闘を優先するという選択肢があるのかないのかお聞かせください。

山本太郎(5:54~):
ありがとうございます。消費税5%という旗を選挙のメインで立てられるならば、私達れいわ新選組は、野党共闘で頑張りますと。そういう話なんです。捨て石になってでも頑張る、という話なんです。それについて、おそらく共産党さんは、消費税5%は、思いは一緒だけれども、それがもしも旗にならなくても、私たちは野党共闘をやっていくという話ですね。それは、共産党がそうするんだっていう話だと思います。

私達は違います、はい。私達は、野党が塊になって勝てるんだったら、とっくの昔に勝ってるよなって考え方なんです、はい。あの、民主党の再結成にどれぐらいの人たちが期待するだろうかってことを考えると、やはりこれまでの民主党とはまた違う、私達は世界観を目指しているんだってことをはっきりとメッセージしなきゃダメだってことです。私はそう思ってます。誰もがピンとくるような旗、誰もが「あ、それがそうなるんだったら、この人たちに託そうじゃないか」っていうことが明らかな旗が立たなければ、私は政権交代なんて芽が回ってこないと思ってるんですね。

塊になるということには賛成。そうじゃなきゃ、衆議院選挙、一人しか勝てないっていうような小選挙区、290か所近くあるわけですから、その考え方には大賛成。ただ、そこに対して、政策っていう一番魅力的な旗がなければ、行きますかってことですよ、選挙に。50%、選挙、票捨ててるっていう前提、忘れてませんかって。

この6年の間に数々のとんでもない立法をされました、数の力でね。この、出るかな、ごめん。数々の悪法が通った。与党と野党、大対決みたいな感じでね。あの、対決法案いくつもあったんですよ、2013年から見ていくと。けれども、その間に4回選挙が挟まってます。一つ一つの法案に関して、世論調査では「自民党やりすぎ」っていう声が出てるのに、選挙になると勝てないんですよ。これ、なぜかっていう総括、できてますかってことだと思うんですね。

私は自分なりに考えて、やはり経済政策が野党は弱いだろうと考えて、経済政策の中でもみんながピンと来るようなものを言うしかないだろうと。一番ね、分かりやすく、誰にでも伝わることで。

ちなみに、ごめんなさい、今日、来てくださってる、もしくは通行中の方でも結構なんですけれども、今日朝起きて、今この時間に新宿っていう場所に着くまでの間に、一回でも消費税払われた方ってどれくらいいらっしゃいますか? 今手を挙げてくださってる方々にとってはもう自分事ですよ。

「野党が与党になれば、現在の野党が塊になって戦って、そのあと政権交代が起きれば、消費税は10%から5%になるんですよ」って、これ以上のパワーワード何かありますかってことですね。やはり多くの方々が選挙の時に選ぶ、世論調査などで選ぶ、「選挙の時に何をいったい重要視して投票しますか」ってこと、ちょっと出してもらえるかな。ありがとうございます。

画像1

2019年の7月、参議院議員選挙の時ですね。これ、産経と FNN の合同世論調査。参議院選で重視する政策と論点という部分で、一番多いのが「年金など社会保障」、続いて「景気や経済対策」ですね、はい。「消費税率の引き上げ延期」であったりとか。上からいっても、ほとんど目の前の生活のことなんですよね。やはりそういう旗をあげて、実際にそれを実現しますっていうことをセットでやらなきゃ、私は今の野党議員の議席を守るための選挙にしかならないんじゃないかと思ってんです。

攻めなくてどうすんだ、ってことです。人々の生活が困窮している、こういう状況を改善することももちろんだし、政局を見ても当然だし、どっちを見たとしても、やはり、一番わかりやすい政策として消費税5%というふうにあげていくことが私はいいんじゃないか、それが政権交代の芽が出てくんじゃないかと思ってます。

「子供じみてる」っていうふうに言われる方もいらっしゃるのかもしれないですけど、どうなんだろう、過去の選挙負けたことの総括してない人たちがそういうこと言うんですか? どっちが子供じみてんのやろと思いますけどね。はい、ありがとうございます。

(文字起こし&太字:Shino)

▼関連:共産党・志位委員長の会見

#共産党 #小池晃 #れいわ新選組 #山本太郎 #野党共闘

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?