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テラリウムとは〜テラリウムの起源〜

こんにちは。苔テラリウム専門店 vesmir の くら です。湘南エリアでテラリウムの講座・店舗販売をしています。

先日は相模大野で月に一度の苔テラリウム講座がありました。


早いもので、もう4回目です。苔の話ができることが嬉しく、楽しんでおります。はじめての参加者さんも苔ワールドにどっぷり浸かってしまう危険性がありますので、ご参加の際には心の準備をお願いしますね。


先週から始まりました。テラリウムの基本シリーズです。

テラリウムの基本①
苔テラリウムの水やりとお手入れ方法

苔テラリウムの基本②
苔テラリウムのカビ・虫・病気とその対策

 

先日の講座で「そもそもテラリウムとはどういう意味なんですか?」そんな質問をいただきました。

ここでは、そもそもテラリウムとはなんぞや?ということについて、自分でも再確認する意味も込めて、起源から言葉の意味、構造まで書きたいと思います。長いので2部に分けます。


動物フィギュア投入

苔テラリウムの基本シリーズ
苔テラリウムの基本③ テラリウムとは1.

テラリウムの起源
イギリス人のナサニエル・バグショー・ウォードさんが1829年頃に発明したガラス器「ウォードの箱」が、テラリウムの元と言われています。

ウォードさんは当時ロンドンの大気汚染で、育てていたシダを枯らしてしまいます。しかし峨の繭が入ったボトル内のシダは枯れずに成長していることに気づきます。このことから、容器内で植物育成が可能なことと植物が外気の影響を受けずに元気に育つことを発見します。

その後ウォードの箱は大気汚染された都市で蘭の育成に使用されたり、熱帯・亜熱帯の植物を採取して西洋諸国に持ち帰るプラントハンターたちに重宝されました。これがテラリウムの元となります。

ということで、ウォードさんのおかげなんですね。当時のテラリウム容器を見ると、大きな観葉植物を飾るためのケースというかんじで、装飾もきらびやかです。こんな時代から観葉植物を愛でる風習があったなんて、驚きです。

時代を経て、ウォードの箱は機能的な役割だけてなく容器の中で自然の風景が再現されるようになりました。

次回はテラリウムの言葉の意味と構造です。

苔との日々は、続きます
vesmir くら





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