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ビーウィズ(9216) #上場企業 #IPO 2022年上場| IPO・目論見書の解説 | メモ・ノウハウの共有

2022年3月 新規上場 Be with「クラウド型コールセンター」

事業概要

事業概要は、
自社開発のクラウドPBX(構内交換機)、Omnia LINK等のデジタル技術を活用したコンタクトセンター・BPOサービス(企業活動における業務プロセスの一部を業務の企画・設計から実施まで一括して専門業者に外部委託)の提供、AI・DXソリューションの開発・販売を行なっています。

事業情報

売上構成比率は
・100%がコールセンターBPO事業

事業(または売上)について

コールセンターBPO事業は、
コンタクトセンターサービスの売上構成比率が約8割、BPOサービスの構成比率が約2割となっています。
サービスは大きく4つあり、

①ヒューマン&オペレーションは、創業以来の主力事業で、人材を活用したコンタクトセンターや事務処理センターです。
②デジタル&オペレーションは、受託業務プロセスの一部にAIやRPAを活用して、人材と組み合わせたコンタクトセンターや事務処理センターです。

③ストラテジー&コンサルティングは、自社独自のフレームワークを活用したBPOコンサルティングで、AIの音声認識の対話テキスト分析を顧客企業へフィードバックするサービスや、業務再構築などの際におけるオペレーションの最適化のコンサルティング、災害対応などのBCPコンサルティングなどのサービスです。

④アプリケーション&プラットフォームでは、クラウド型コンタクトセンターシステム、AI-OCR、宅配・訪問に関する情報サービスアプリなどを提供しています。

PICKUP情報

Omnia LINK:
コンタクトセンター向けの専門システムとして、展開していますが、今後の転嫁としてオフィス内でのビジネスコラボレーションツールとしての機能を2023年5月以降に展開していく模様です。
市場としては、今までのコールセンターサービス向けソリューション市場に、非対面接客市場(ウェブ会議システム市場)も加わることで市場企業が大きくなります。

今後の成長イメージ:
コンタクトセンター・BPOは、金融業界・小売流通業界・ライフライン業界・情報通信業界を重点戦略グループとして、顧客の新規獲得に注力していき、システムソリューション販売は、Omnia LINKの外販拡大によってユーザー数の拡大、音声認識などのオプション販売の拡大によるユーザー当たりの売上高の拡大、オフィス向けのOmnia LINKの販売開始によるターゲットユーザーの拡大等を行っていくことで売上増収をしていく可能性があります。

同業他社について

コールセンターBPO事業は、(6183)ベルシステム24、(9715)トランスコスモス、(2181)パーソルホールの子会社などがあります。

まとめ

・コンタクトセンター業務のBPOサービスの提供
・主要顧客の東京電力エナジーパートナー向けの売上構成比率が約2割あり、上位5社で約4割
・粗利率が約15%前後
・2000年に三菱商事とソフトバンクの合弁会社として創業、2015年にパソナが完全子会社化
・パソナグループが筆頭株主で、上場時に約30%を売り出し、保有率約60%となる
・代表取締役は第二位株主だが約1.4%の保有
・新株予約権が約8%ある

業績について

直近21年5月期の売上面では、アウトソーシング業界は、官公庁や自治体からの持続化給付金案件・Go To Travel案件などのスポット案件の増加や、店舗の非対面化ニーズによる企業のコンタクトセンターの増強によって、一時的な活況となり、前年比約+16%の増収となっています。

利益面では、売上原価が1.5ポイント減少したことや販管比率が若干さがったことから営業利益ベースで前年同期比約+55%となっています。

22年3Q時点では、既存顧客の案件拡大や新規案件の獲得に伴うコンタクトセンターサービスの売上高が増加している模様です。

IPO情報

AI分析


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

私自身が感じたことの課題解決として、
「ポイントがどうも分かりにくい目論見書をわかりやすくできないか?」
を目標に試行錯誤でポイントをまとめてみました。

さらに磨いていきたいと思いますので、ご意見ご感想がございましたら、お送り頂けますと幸いです。
ご一緒に新規上場銘柄の理解を深めていけたら、うれしい限りです♪
これからも、よろしくお願いします。

他の記事もよかったら、御覧頂けますとうれしいです。

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