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7月の読了

7月の読書振り返り。
最近近所に大型書店が出来まして、楽しくて楽しくて行く度に数冊買ってしまう…。なので今月はkindle Unlimitedではなくすべてリアル購入書です。
特に良かった4冊をご紹介します。

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1. 夜と霧 新版(ヴィクトール・E・フランクル)

先日これだけでnote書いたくらい、がっしり心を持っていかれた一冊。
今「エッセンシャル思考」を読んでいるのですが、選ぶ力について書かれている一節が夜と霧に通じるものがあるなと思いました。
こうやって以前読んだ内容や学びと結びつけられると理解力が格段に上がる気がするし、何より知識のシナプスが繋がった感は、非常に気持ち良い。

選択肢(物)を奪うことはできても、選ぶ能力(自由意志)を奪うことは不可能である。
選ぶ能力は誰にも奪えない。ただ、本人が手放してしまうだけだ。
(エッセンシャル思考)


2. 人を動かす(D・カーネギー)


ビジネス系心理学を勉強したくて色々読んでいますが、これは外せないとあらゆるところで目にするので読みました。
(ちなみに本の存在は前から知っていたけど、なんて上から目線なんだ…!と思っていたごめんなさい)

膨大な量の事例を基に、(自分は敵ではなく味方であり、貴方に好意があり、利益をもたらす存在ですよということを示し、相手の自尊心を満たし、骨を折ることなく願った方向へと)人を動かすあらゆる会話術、心理術が解説してあります。
折角なので完全版を読みましたが、超訳版や外部まとめも読んで一回整理したい。ってくらい情報量と熱量が詰まった良書でした。

3. 太れば世界が終わると思った(キム・アンジェラ)

17年間に渡って摂食障害と闘った筆者が、そうなるに至った背景や環境、心情、「痩せ」を美とする世の中へ思うことなどを綴ったエッセイ。
筆者の生々しい葛藤や女子なら感じたことがあるだろう気持ちが詰め込まれていて、休日の午後で一気に読み終わりました。

最近はルッキズム(外見至上主義)を問題視する声も多く聞かれるようになりましたね。フランスでは極端に痩せたモデルを起用することを禁じる法律まで出来たらしい。

完璧主義は、摂食障害の患者の代表的な性格だといえる。彼らは不足する5%を埋めようとすることで摂食障害を発症してしまう。完璧さばかりを追い求め、すでに埋まっている95%には目を向ける余裕もなく、いつも不足する5%ばかり見つめてしまう。

この一文を読んで、ああ私だなと思って、少し道を間違えてしまうととひょいと行けてしまう世界なんだと思いました。95%をしっかり自分の中に存在させて、認めて、好きにならなくては。

わたしは人生の5%をなくした。永遠に100%にはできないけれど、恵まれた95%の人生を生きようと思った。完璧でなくてもわたしは美しいし、人生は十分に面白い。


4. 投資家みたいに生きろ(藤野英人)

レア人材になるためには、誰も目をつけないようなスキルをたっっかいところまで突き詰める必要があると思っていました。
周囲の誰もまだ持っていなくて、私だけが努力で飛び抜けられるものはなんだ、みたいな。
でもこの本にある「八ヶ岳戦法」の考え方にはかなり救われました。

「投資家」さんが書いている本なので、もちろん金融の話も出てきますが、それ以外にも為になる話が多く、日々の意識を変えてくれたなと思います。

ちなみにビジネス系を読みまくり、個人価値は上げられるだけ上げたいと思っているくせに「出世」には全く興味がないのですが、この本の最後に出てくる「ネコリーマン」という概念がぴったりすぎて最高だった。私はネコリーマンになりたい。

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kindleが夏のセールを8/5までやってますね、色々安いので既に5冊ほど買いました。読むの楽しみ。


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