#186 「リーダーシップを求めるのにリーダーシップが嫌いな日本人」を聴いて

佐々木俊尚さんが仰る内容に、
心から同意します。

「出る杭は打たれる」が、
傲慢な人物だけでなく、
利他のために活動する人物にまで向けられてしまう。

表面上はリーダーを求め、
リーダー不在を嘆くにもかかわらず、
いざ目立った行動をとる人物が現れると、
ひがみねたみが首をもたげ、
難癖をつけはじめる。

そこまでいかなくても、
積極的に支援しようとしない。

人は十人十色、
自分と完全に一致する考えの人間などいるはずもない。
頭ではよく分かっているのに。

自分が立ち上がれない力のなさについて、
現状維持から抜け出せない甘さについて、
立ち上がった人物の短所を見つけることで、
溜飲を下げようとする。

島国根性が悪い意味で発揮されると、
足の引っ張り合いにしかなりません。

そんな日本的な価値観に
どっぷりつかってきたわけですから、
僕も偉そうにどうこう言える立場にはなく、
自分の器の小ささに悲しくなることがあります。

何よりも悲しいのは、
これが次の代に連鎖していくこと。

リーダーシップをとろうと立ち上がった生徒が、
周りから積極的・消極的に足を引っ張られ、
しばらくすると黙ってしまう。

僕たち大人の姿を鏡にしていると考えると、
やるせなくなります。

自分の頭できちんと考えて、
他人と比較することなく、
自分の足で歩き続けること。

気持ちの引き締まる放送でした。

https://voicy.jp/channel/2185/1111838