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#183 フォロワーが生まれる可能性は、○○と○○にしかない!

1 「プロフェッショナル」であって欲しい

フォロワーが生まれる可能性は、
「実践」と「継続」にしかありません。

勤務校は進学校なのですが、
生徒の清掃への取組態度はよくありません。

平気で遅刻したり、
適当に掃除をして、
終了時間前に帰る生徒がいたりします。

僕はとにかく、
何も言わずに、
時間前から清掃場所に入り、
15分間の有効な使い方を考えながら、
優先順位をつけて清掃活動に取り組んでいました。

新学期がはじまって一ヶ月。

そろそろ頃合いだと思ったので、
担当している生徒を呼んで、
こんな話をしました。

伝えたいことが2点あります。

1点目は、メリハリをつけて欲しいこと。
2点目は、目的意識を持って欲しいことです。

「プロフェッショナル」であって欲しいのです。

2 なぜ、メリハリをつけて欲しいのか

学校で生活する上で、
清掃はなくてはならないものだからです。

やらなければならないことなのだから、
メリハリをつけて本気で取り組んで欲しいのです。

当たり前ですが、
掃除をしなければ汚れます。

汚い環境では、
勉強に集中できる環境はつくれません。

清掃員を雇う予算はつけられませんし、
ロボット掃除機で対応できる箇所も限られます。

生きていれば、
やりたくなくてもやらなければならないことがあります。

やるべきことは、
メリハリをつけて、
覚悟を決めてやりきりましょう。

その上で、
よりよい在り方を考えて欲しいと思います。

3 なぜ、目的意識を持って欲しいのか

物事は目的意識を持って取り組まないと、
中途半端で学びのないものになるからです。

清掃活動はなくてはならないものだと説明しました。
清掃の目的は、
担当箇所の環境を向上させることです。

僕は便宜上、
各担当箇所の清掃手順を示しましたが、
本来であれば、
手順を示す必要はないのです。

汚れを落とし、モノを整理して、
「環境を向上する」ためには何をするべきなのか。

1日に15分、1週間に4日間、1ヶ月に16日間
という時間内で、
どのように進めるべきなのか。

割り当てられた担当人員の中で、
どうやって活動内容を分担するのか。

目的意識を持てば、
「たかが掃除、されど掃除」で、
考えられることがたくさんあるのです。

これは「やらされている」状況では見えないものです。

メリハリをつけ、目的意識を持つことで、
「プロフェッショナル」になって欲しい。

学習の機会は、
授業の中だけにあるのではありません。

プロ意識を持って取り組むことで、
あらゆる機会に学びを求めて欲しいのです。

4 とにかく自分が実践すること


こんな話をしましたが、
全員が納得するとは思っていませんし、
納得したとしても、
実践できる子はわずかでしょう。

でも、それでいいのです。

自分ができるのは、
信じたことを実践するだけです。

結局のところ、
言葉の力は表面上のもの。

実践し、継続して、
態度で示すしかないことを、
忘れないようにしたいものですね。

そして、一人でもフォロワーが生まれてくれたとしたら、
こんなに嬉しいことはありません。

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