見出し画像

ワーケーションオフィスを作ろう〜序章〜

2020年、弊社ベリテワークスでは新しい試みとして「自社施設としてのワーケーションオフィスの構築・運用」を始めることにしました。

ワーケーションとはなんだろう

Wikipediaの記事では「ワーケーション」は、

ワーケーションとは、「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語(かばん語)で、観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用しながら、働きながら休暇をとる過ごし方。在宅勤務やレンタルオフィスでのテレワークとは区別される。働き方改革と新型コロナウイルス感染症の流行に伴う「新しい日常」の奨励の一環として位置づけられる。

と書かれています。要は自宅やオフィス以外の場所で休暇と仕事をミックスしながら過ごすということですね。

ある日のふとした提案

コロナウイルス感染症の第二波がピークを過ぎ、一旦は世の中が落ち着きを取り戻したかに見えた10月のある日、一人のスタッフがこんな提案を持ってきました。

大阪オフィス、使わないんなら閉めませんか?どこか田舎に移転させてサテライトオフィスにしませんか?

実際、コロナウイルス感染症の拡大に伴って、弊社の東京オフィスは変わりなくスタッフが使用していましたが、大阪オフィスはスタッフがテレワークに移行したため、利用されない日が続いていました。当然ながらオフィスを維持するためにはある程度の費用がかかります。使われないオフィスに掛ける経費は無駄でしかないため、スタッフが活用しやすい形に改める必要が有ることは明白でした。

そこにこの提案が出されたわけで、弊社内では早速候補地の選定が始まることとなりました。

候補地を決めよう

ワーケーションオフィスをどこに設置するか。普通にオフィスを開設するよりも難しい課題です。
単に仕事をするだけであれば、現在の弊社大阪オフィスがある新大阪駅前というのは非常に便利な立地です。ですが余暇を過ごす場所としてはあまり適当ではありません。都市部への観光を目的とした旅行であれば宿泊地としての新大阪は良いかもしれませんが、ワーケーションとしては微妙です。
仕事だけでなく、余暇の時間も楽しむという視点で考えると、

・温泉地
・海辺
・高原や山間部

といった地域が候補に上がってきました。
これらの地域は弊社が昨年まで年に2回、夏と冬に社内で開催してきた合宿の宿泊先とも合致します。これまでであれば、

・湯河原
・伊東
・南会津
・小樽
・浜名湖
・金沢
・富士山近郊

と言った場所で2泊3日程度の日程で行ってきました。多少都市部ではありますが、景勝地や観光スポットなどがある場所ばかりです。
(もちろん、それなりのインターネット回線があることが必須ですが)

こうした過去の実績を踏まえ、かつスタッフの希望を吸い上げた結果、以下のような選定基準がまとまってきました。

・公共交通機関(飛行機・電車・バス)で行けるところ
・東京近郊と大阪近郊からアクセスしやすいところ
・海が近いこと(徒歩・自転車で行けることが望ましい)
・温泉が近いこと

これらを踏まえ、議論をしていくと・・・

「和歌山県、どうでしょう?」

という意見がでてきました。整理すると、

・温泉地(白浜・龍神・川湯)がある
・海が近い
・空港(関空・白浜)が使える

という点が選定基準を満たしています。
元々大阪オフィスを移転させるつもりで計画をはじめたので、大阪オフィス勤務者が主に利用することを想定していました。
そのため、和歌山県(主に北部エリア)に絞ってワーケーションオフィス候補地の選定が進むことになったわけです。

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!