見出し画像

24時間TVとEXITの兼近さんに感謝

8月最後の日曜日。
豪雨も去って穏やかな休日。

たまたまTVをつけたら「24時間TV」が流れました。
24時間TVは、1978年から始まった長寿番組。

始まった当初は「夏の風物詩」として欠かさずに観ていたものでした。
しかし、募金を募る一方で、出演者には高額のギャラが出ているのではないか...という話を耳にし、だんだんと興味を無くしていきました。

ところが、そんな私の目が「24時間TV」に釘付けになったのです。
それは「世界変えたいこと会議・未来を想う10代とEXITが激論」というコーナーでした。

ちなみにEXITとは若者に人気のお笑い二人組です。
そのEXITの兼近さんは、ファッションとして環境問題を語る若者についてこのようにコメントをしたのです。

「大事なのは 意識高い人ほど優しく寄り添ってあげること。ファッションから入る人を否定しちゃだめ。」

EXITの兼近さんは、家庭が裕福ではなく、定時制高校在学中から妹の学費を稼ぐため、朝は新聞配達、昼は建設業のアルバイトをしていたという苦労人。

だからこそ出てきた「優しく寄り添う」という言葉。

昨今は、著名なユーチューバーがホームレス生活者や生活保護者の命を軽視するような発言をし炎上をしました。

少しでも知識があったり、裕福であったりすると上から目線な物言いになりかねません。

私は福島の原発事故の一避難者として過ごす中、こうした場面に何度か遭遇したものでした。

そしてそんな私もまた「24時間TV」を上から目線で捉えていたことに気づいたのです。

物事はすべてが良いと悪い、白と黒だけではありませんよね。
物事には多面性があり、片方だけではその本質は捉えることはできません。

どこに生き方や考え方のヒントが落ちているかわかりません。
だからこそ、万事をおおらかに受け止めつつ、決して否定しないことが大事。

良いところは大いにほめたたえ、悪しきことには注意を促す。
しかし、そこには優しさと寄り添いを忘れずに...

そんな気づきを与えてくれた「24時間TV」と兼近さんに感謝です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?