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ゲーム・スマホ依存症は治療が必要な病気


突然ですが、皆さん、次の①~⑨に当てはまるものはいくつありますか?


1.ゲーム依存症チェック


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① 暇(ひま)さえあればゲームのことばかり考えている。
② ゲームの時間を短くしたりやめようとしたりすると、落ち着かず不機嫌になり落ち込む。
③ ゲームの時間が足りない、もっと長時間ゲームをしないと満足できないと思う。
④ ゲームを制限したり、やめようとしたりしたがうまくいかなかった
⑤ ゲームのせいで、前に好きだった趣味や娯楽に興味を失くしている。
⑥ ゲームのために生活(食事・睡眠・学校など)に悪い影響が出ているとわかっているのに、ゲームをやりすぎてしまう。
⑦ ゲームに熱中していることを隠すために、家族や学校に嘘をついたことがある(時間を短く言う、勉強するふりをする等)
⑧ 友達との問題、不安、罪悪感、絶望的な気持ち、ストレスなどから逃れるためにゲームをする。
⑨ ゲームのせいで友人との人間関係や勉強、大事な行事を台無しにしたことがある。
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2.依存症は治療が必要な病気


これはアメリカ精神医学会が出した最新の「ネットゲーム依存症」診断テストです。
皆さんはいくつ当てはまりましたか?
この中で5つ以上当てはまる人はもう立派な「ゲーム依存症」らしいです。

ゲームやスマホ依存は、アルコール依存や薬物依存と同様、生活を台無しにする依存症で、本人の努力や根性だけでは抜け出すことが困難な病気です。
カウンセリングにも、子供がゲーム・スマホ依存かもしれない、というご相談に来られる保護者の方が多くいらっしゃいます。

悪いことに、酒や薬物と違って、ゲームやスマホは子どもでも簡単に手にすることができるため、知らぬ間に依存に陥ってしまいます。2019年にはWHO(世界保健機関)でもゲーム障害は治療が必要な病気であると認めています。
「ゲーム依存症」を甘く見てはいけません。そのうち飽きるだろうと放置したり、強く叱って取り上げたりする対応では、かえって状況を悪化させてしまいます。

3.対応策について


ここでは少しだけ対応策に触れておきます。

まず基本は、ゲームやスマホをただ禁止するのではなく、それ以外に実生活の中で夢中になれるものを見つけ、依存先を増やすという方向で考えるのが効果的らしいです。
もしかしたら、実生活の中に生きづらさや寂しさがあって、ゲームに逃げ込んでいるのかもしれません。
そうだとするなら、根本にある生きづらさや寂しさを何とかしてあげることが先決です。
そのためには、保護者の方の生活の仕方も変わる必要があるのかもしれません。

子どもやご自身のゲーム・スマホ依存でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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