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初めての採卵

前回、『治療の現在地』というタイトルで、昨年6月に不妊治療クリニックに通い始めてから、チョコレート嚢胞と子宮筋腫の切除手術&体外受精をすることに決めたことをざっと書きました。

治療計画は以下。
1.採卵(目標は3個くらいの胚盤胞凍結)
2.チョコレート嚢胞&子宮筋腫の切除(腹腔鏡手術)
3.融解胚盤胞の移植

というわけで、まずは採卵です。
1回の胚移植につき、妊娠率は30%程度と言われているので、最低でも3個は確保しておきたい。
けれども、私は低AMH(0.54)のため、卵巣への負荷をかけないようにする必要があり低刺激での採卵を行うことになりました。
低刺激で採れる卵子は1回で1~4個くらいのようです。

<生理3日目に1回目の通院>
採血、内診、クロミッド処方 この日から1日1錠ずつ服用

<生理10日目に2回目の通院(採卵日2日前)>
採血、内診
血液検査の結果(E2の値)もよく、3個くらい採れそうとのことでこの2日後を採卵日とすることに決定。
この日からクロミッドの服用はストップ。
クリニックで肩への注射1本、お腹への注射1本。(何の注射か忘れた・・)
家で、23時に自己注射(オビドレル)1本、24時に点鼻薬(ブレセリン)3プッシュ。

出ました自己注射・・・色々な方の採卵にまつわる記事を読んで、かなりビビっていました。
私は採血も注射も本当に苦手で、常に目を逸らして、意識を紛らわして臨んでいるため、自分でやれるなんて思っていませんでした。
が、そんなことも言ってられないので心を決めて、やってみれば何とかなるもんで、実際には手順通りにできるかあたふたとしているうちに痛みも感じずに終了・・・!!
点鼻薬も忘れずに終了。
あとは当日クリニックに行くだけです。

<採卵日>
採卵日は朝8:30に受付し、リカバリールームで手術着に着替えて順番を待ちます。
麻酔をかけての採卵なので、気持ちは楽です。
1番目だったようで9時ごろ手術台に上がって、心電図?とるため機器を装着、酸素マスク装着。
麻酔入れていきますね〜と言われてから5秒くらいで意識がなくなったような気がします。
麻酔が入れられてからじわじわ〜〜と気持ち悪い感覚がしたことは覚えてる。
なぜか採卵中に意識が少し戻って、痛みを感じて不安になったのと、自分が何か喋った記憶があるんだけど、何を喋ったのかは覚えてなかったので、変なこと言ってないといいな、、と思うなど。
終わって、リカバリールームのベッドに戻って割とすぐに意識が戻ってきたので時計を見たら20分経ったくらいでした。
しばらくは生理痛のような鈍痛を下腹部に感じていましたが、やがてマシになってきて、30分後くらいには起き上がって歩けそうだったのでトイレ&身支度をして退室しました。
その後の診察で、4個採卵できたことを伝えられ、全て体外受精をすること&今後の流れを確認してこの日は終了です。
いくつ胚盤胞になるかわからないけれど、まずは1個でも凍結胚ができたら手術に進んだほうが良い、というのが先生の見解でした。
チョコレート嚢胞は大きく、採卵を重ねるのもリスクがあるのだそう。

<採卵翌日>
クリニックに電話をして、受精確認をしました。
4個採卵した卵子のうち、3個の正常受精を確認、とのこと。
とりあえずよかった〜〜!
このまま培養を続け、胚盤胞を目指します。

<採卵1週間後>
クリニックへ受診です。
私の通うクリニックでは複数の先生がいらっしゃり、毎回どの先生に当たるのかわからないのですが、運の良いことに、採卵含めこの周期の全ての診察が院長先生に当たっていました。
もちろん先生は覚えているわけではないと思うのですが、カルテに詳細に記載してくださっており、とてもスムーズでした。
まずはいくつ胚盤胞に育ったか、受精確認結果の紙が渡されました。
なんと、3つ全て胚盤胞に!
グレードは、5BA, 4AA, 4BCと良好凍結胚が2個あり、かなり良い結果でした。
先生も「これはかなり良いことです」とテンションが上がっていたので、それを見てホッとするなど。
採卵はこれにて一旦終了として、手術に進むことにしました。
この場で、最短でできる手術日が提示され、4月の上旬に決まりました。
院長先生が担当してくださるそうで、これまた一安心。
約1週間の入院となるため、事前の説明や必要な検査など受けて、この日は約4時間もかかり、かなりヘトヘト。

そうそう、手術までの間、月経を起こらなくするための注射(リュープロレリン)を月に1度打つそうで。
この日にまず1回目の注射をしました。
副作用として、不正出血、ほてりや発汗などの更年期症状がみられることもあるとのこと。
1週間くらい経ちまずが、今時点でそういったものはみられず。
あと、この注射をすると骨量の低下がみられることもある、というのでカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを積極的に摂りましょうと。
割と日頃からバランス良い食事ができていると思うので、あまり問題ないかな〜と思いつつ、カルシウム補給のために久々に牛乳を買ってきました。

初めての採卵、私はクロミッドを1日1錠服用するだけの低刺激の方法だったため、採卵までの通院は2回のみ、ほとんど体にも心にも負担なくできたかなと思います。
体のこと、治療のこと、本当に人ぞれぞれなんだなぁと実感です。
凍結胚が良好だったのも救い。
AMHが低いので卵子の残り数は少ないけれど、質は悪いわけじゃない、というのがわかってよかったです。
約1年半くらい「ウムリン」を毎日飲んでいるのですが、そのおかげなのかなぁ。比較できるものがないのでわからないけれど、そうだったら嬉しいな。

この後は、4月上旬に手術&入院となるので、不妊治療としてはしばらくお休みになります。
今回の凍結胚を融解してお腹に戻せるのは・・・7月とか8月になるのかな。
まだまだ先だなぁと思いつつ、焦らずまずはチョコレート嚢胞&子宮筋腫の切除手術に集中して頑張りたいと思います。


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