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#7会話の順番を変えるだけ?!子育てを”識学”で見直したら超絶穏やかな朝が訪れた話

9月から受け始めた識学が子育てにも役に立ちそうだな、と思い、自分自身の理解を深めるためにもこれから毎回識学を受講し終わるまで記事にしてみることにしました。

今回のテーマは「会話の順番」です。

第5回の「結果と成果」の話で、努力した、頑張った、という行動の過程を全く考慮せず、いつも結果で判断した厳しい母のことをお伝えしましたが、とはいえ過程にもつい口を出したくなるのが親心ですよね。

でも、会話の順番を変えるだけで、子どもの行動の過程にガミガミ言いたくなってしまう親子の会話が、びっくりするほど結果だけにフォーカスした会話に変化するんです!!
今回は、私が実際に自分の子育てに活用した事例を元に、会話の順番の驚くべき効果についてお伝えできればと思います。

結果の報告は「部下から」

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識学では、結果の報告をするとき、上司が部下に「どうだったんだ?」と聞くのではなく、部下から上司に「結果はこうでした」と報告する順番を大事にしています。
これ、一見するとなんで上司から部下じゃないの?上司が結果の確認するのが仕事だよね?と思いますよね。

でも、例えば、親子の会話で考えてみましょう。
親が宿題をしなさい、と子どもに伝えたとして、親から子どもに「宿題は終わったの?」「ちゃんとやってるの?」とその結果の確認をしだしたら、どうなるでしょうか。
もしその時、子どもから「まだ終わってない」「今やろうとしていた」という答えが返ってきたら、親のあたなたは、子どもとそのあと、どんな会話を続けそうですか?

「なんでまだやってないの?今やろうとしてた、って全然手をつけられてないじゃない!」と、つい過程に口を出したくなるのではないでしょうか。

つまり、親から子どもに「どうだったの?」と結果の確認をすると、つい結果の確認のはずが、過程の確認までしたくなる

ですから、結果の会話を徹底するには、結果報告は必ず子どもから親に「終わりました!できました!」と完了報告をしてもらうことが大事なんです。

これを応用して、実は我が家では朝のイライラが吹っ飛ぶ大革命が起きたのでぜひみなさんにシェアしたいと思います。

「完了報告してください」の魔法の一言

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毎朝私は、食べた食器を片付けず、脱いだパジャマをそのままにし続ける娘たちにいつもイライラしていました。
「早く食器片づけて!」「なんで片付けてないの?」「ほら、パジャマ、いつ片付けるのよ!いつも言ってるでしょ!」
きっとどこの家庭でも見られる毎日の光景なのではないでしょうか…。
あぁ、思い出しただけでも嫌な気分になります笑

でも、この「会話の順番」の話を聞いて、我が家である時こんなルールを設定したんです。

今日から、毎朝学校に行ってきますと出かけるまでに(期限)食器を流しに出して、洗濯物は洗濯機に入れてください(結果)そして、それがそれぞれ終わったら、必ずママに「終わりました!できました!」と完了報告してください!

というルールです。

これ、実は今までと違うことは「完了報告してください」だけなんですね。

でも、なんとこれを決めてから、2人は毎朝、食事をし終わるとすぐに食器を流しに出して、「終わりました!できました」と言うようになったんです。あんなに片付けられずに脱ぎっぱなしだったパジャマも、次女なんかは忠実に、着替えるとすぐに洗濯機のところに入れて「入れました!」と報告してくれるようになったのです。しかも、結構楽しそうなんですよね。

そして私はそれに対して、一言「はい、ありがとう!」と言うだけ。

これは朝の大革命でした。もう目から鱗でした。
子どもたちから完了報告をする、ということを決めただけで、こんなに行動が変わってストレスがなくなるなんて…!!こんな快適な毎朝を送れる日が来るなんて…!!と。
だから私はもう、二度と「まだ終わってないの?いつやるの?」と聞く必要がなくなったのです。

自立は”子どもが結果と向き合うこと”から始まる

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この子どもたちの変化を見て、私は過程に口を出すということは、親としての役割を果たしているようで、もしかしたら子どもが自分の行動に責任を持つという概念を希薄にしているのかもしれないなぁと思いました。

本当に子どもを自立させたいのなら、結果の報告もちゃんと子どもにさせる必要があるんだなぁと。そうして、子ども自身が結果と向き合うことで初めて、今の自分と結果とのギャップを知り、それが子どもの成長、ひいては自立に繋がるのではないかと考えさせられました。

みなさんのご家庭でも、ぜひ会話の順番を意識した結果報告、実践してみてくださいね!超絶オススメです!

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