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#2守るものは守る!子どもの「しつけ」を"識学"で考えてみたら超シンプルだった話

前回の識学で考える子育ての話
なぜ子どもに「ご褒美」を与えすぎてはいけないのか? 子育てを”識学“で考えたら超わかりやすかった話

が、思いのほか反響がよく、また自分自身の理解度の向上にも繋がったので、これから毎回識学を受講し終わるまで記事にしてみることにしました。今回のテーマは「ルール」です。

同一コミュニティは同一のルール

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識学ではルールをとても大事にします。その中で学ぶのがこの
同一コミュニティ=同一ルールの原則です。
例えば学校はその一例としてとてもわかりやすいですね。登校時間、下校時間、服装、校則、同じルールの中で生活することが求められますよね。
でも振り返れば、会社も家庭も同じはずです。家庭も小さなコミュニティです。家訓という形で明文化されていなくてもそこには暗黙のルールがあったりします。つまり私たちが属しているあらゆるコミュニティには必ずそこにルールが存在しているのです。

姿勢のルールと行動のルール

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識学にはこのルールには大きく2つの全く性質の違うルールが存在する、と習います。「姿勢のルール」「行動のルール」です。
姿勢のルールは、いわゆる世の中的に”スタンス”と言われるもので、スキルや経験に関わらず、誰もができるルールのことです。例えば、挨拶をする、歯を磨く、時間を守る、などがそれにあたります。
一方で行動のルールは、できる・できないがあります。例えば、テストで100点をとる、リレーで1位になる、などです。私がこのルールを学ぶ中で、目から鱗だったのは、実は姿勢のルールだったんです。

ルールは守る、以上!

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例えば、姿勢のルールで、「朝起きたら必ずおはようとママに挨拶する」と決めたとします。それで仮に子どもたちが朝挨拶をしなかったら、あなたはどのように注意しますか?
今までの私なら、「挨拶するって決めたでしょ?なんで挨拶できなかったの?」「どうして忘れちゃったの?」と、くどくどと、聞いてしまっていたと思います。でもこの姿勢のルールは、もし守れなかったら、「挨拶をしなさい、以上!」なんです。

え?そうなの?って思いますよね。ちゃんと理由聞かなくていいの?もっと言って聞かせなきゃいけないんじゃないの?と。
でもよく考えると、姿勢のルールはそもそも誰にでもできることが前提です。つまり、守るか、守らないか、以外に判断する理由はありません。そういうルールに対しては、シンプルに、ルールを守りなさい、だけでよいと言う話なんです。

よく、こどものなぜ?には全部答えよう、というような話があります。たしかに、なぜ挨拶をしなければならないのか、その理由を話すことは大事です。でも、一度その理由を伝えて姿勢のルールにしたら、あとは守らなければならないものは守る、という態度で一貫すればよいのです。

ダメなものはダメ、守るものは守る。

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昔、子どものころ、どんなに親に、なんでダメなの?と聞いても、ダメなものはダメだ!って言われた経験はありませんか?でもあれは、もしそれが姿勢のルールなら、それでよいのです。家庭にとって、ルールを決める一番の責任者は親です。最近友達のような親子の話も聞きますが、現実として親と子どもは対等な関係ではありません。親には子どもを養育していく義務と責任が伴います。だからこそ、その親が決めた姿勢のルールは守らせる。子どもに毎回、理由の説明をしたり、納得するまで言い聞かせる必要はないんです。むしろ、ねちねちと怒らずに、守りなさいと言い続けることが大事だったんです。

私はこれを知ってから子育てが少し楽になった気がしました。今までは納得させないと!疑問に答えないと!理由をきかないと…!と少し神経質に考えすぎていた気がしました。

是非みなさんも我が家の姿勢のルールを決めてみてはいかがですか?!
もしかしたら子育てが少し、楽になるかもしれないですよ(^^)

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