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【株式会社シムネット×VFJインターン生 インタビュー対談】「互いの可能性を最大化するパートナーとして」

2年間、全国の革新的な挑戦をする企業の経営者直下のポジションで働き、起業できるほどの力を身につけるVENTURE FOR JAPAN( 以下:VFJ )。

VFJでは革新的な挑戦をする全国の中小企業やベンチャー企業に就職し、経営者直下の事業責任者として2年間限定で働くことで、起業できるほどの経験と実力を身につけます。

この2年間ではVFJ事務局側から初期研修( 5日間 )、半年ごとの中間研修( 2日間 )、定期的な読書会、アカウンティングやファイナンスの勉強会、メンタリングやコーチング及び著名起業家との対話の機会の提供等、強力なバックアップ体制を準備し伴走します。

今回は、インターン生の籾木が、VFJの受け入れ先企業である株式会社シムネット様( 宮城県仙台市 )を訪問し、代表取締役の田中様と経営管理部兼人事管理部の三浦様にインタビューを行ってきました。

ともに働き、そばで見守りながら歩んでこられた企業様視点で、「VFJでの2年間を通してどのように成長できるのか」ということを映し出します!


◇VENTURE FOR JAPANとの出会い

画像左から、VENTURE FOR JAPANインターン 籾木敬登、株式会社シムネット 経営管理部 三浦高広様、株式会社シムネット 代表取締役 田中 理様

田中:もともとVFJを知ったきっかけは知り合いからの紹介です。私はグロービス経営大学院というMBAのスクールに通っていたのですが、そこにいた同期が、VFJの小松さん( 代表取締役 )や山口さん( 理事 )と知り合いだという話を聞いたんです。「知り合いがこういうの( VFJ )をやっているんだけど、田中さんの右腕になるような人が欲しくないですか?」と聞かれまして。
最初は正直言うと、「じゃあ、ちょっとやってみようかな、どんな人が来るか分からないけど、試してみないことには…」という半信半疑に近い状態で募集を始めさせていただきました。

籾木:VFJ発足から2、3期目頃から採用を開始してくださっていますが、不安などはありませんでしたか?

田中:VFJのサイト等を通じて過去の事例を拝見していたので、若い方が企業の中で活躍してるという状況はなんとなくイメージができました。
私たちの会社にも、もしかしたらハマるのかなという思いもありましたね。また、小松さんから直接お話も伺っていたのですが、向上心の強い若手人材と地方の企業を繋いで、経営に近い部分の仕事を任せるという取り組みは非常に興味深いと思いました。

成長意欲の高い若手は、都市部に流れてしまいがちなイメージがある一方で、そのような方にも選んでもらえるような会社になりたいと考えていまして。実際は、なかなか思い通りにいかないという課題を抱えていたので、非常に期待値は高かったです。
そのような若手人材が、もし将来的に私たちの会社から離れてしまうとしても、社員として一緒に働くということは、会社や他の社員にとっては良い刺激になるのではと思い、まずは試してみようと決心しました。

◇VFJ採用に踏み切ったきっかけ

籾木:どんな人を採用したいと思っていたか、具体的に教えていただけますか?

田中:「組織の人事課題を一緒に解決していけるような人材」を求めていましたね。社員がちょうど100人を超えて組織が大きくなってくるというフェーズの中で、現場の声が経営陣に届きにくくなっているのを感じました。
会社全体を俯瞰して見たときに、人事課題に対して注力できていない状態だったので、そこを一緒に乗り越えられるような方はいないだろうかと考え、募集させていただきました。

人事課題は、論理的に課題を整理したり、どういうことをやっていくのかを考えたりしなければならないので、正直言うと、求めているものは大きかったと思います。単に考えるだけではなくて、いろんな人から話を聞いて、共感を示しつつそれをポジティブに変えていく必要があるんですよね。
人をうまく巻き込んでいかなきゃいけない部分でロジカルな要素も必要だし、人によってコミュニケーションを使い分けるといった人間的な部分も必要で、ハードルの高いことを言っているというのは分かりつつも募集をしていました。

◇フェローとの出会い

籾木:採用したフェローと最初に話した時の印象はどうでしたか?

田中:新井くん( VFJ4期生 )の印象としては、この人は優秀だなと真っ先に思いました。自分の若い頃とかと比べると、あまりにも人間としてできすぎていてびっくりしちゃいました。

まず、聴く力が優れているのが印象深いですね。話を理解する力が非常に高くて、さらに、聞いた内容を噛み砕いて自分の言葉に言い換えたり、その裏側にある本質をうまく整理したりして、私自身も気付いていないことを教えてくれる。話す側としては、自然といろいろなことが引き出されているなと感じました。

この人だったらできるなというか、この人が社員になってくれたらいいなって一目惚れで、本当にドンピシャでした。人事の仕事じゃないとしても、彼と一緒に仕事したいなって思っちゃいました。

籾木:実際に働き始めたときは、どんなことに取り組んでいたんですか?

田中:実際に任せた仕事は大きく分けて二つあるんですが、その一つが、社内の人事課題を整理することでした。現場の社員にヒアリングをし、かつ経営者にもヒアリングをした上で、双方がどういう課題を認識しているのか、その中で本当に解決しなければいけないことは何なのか、また全社でやりたいと思っていることに対する現場とのギャップはどう埋めるか、というところをまずは整理してもらいました。
もう一つが、教育プログラムをつくること。ちょうど新卒の総合職を採用し始めたタイミングだったのですが、総合職向けの具体的な研修プログラムが存在していなかったんです。そのため、正式に入社してもらう前の内定者アルバイト期間に携わってもらいました。
私たちの会社では、仕事をするうえで大事にするべき思いや考え方について7つのクレドを掲げています。それらをふまえて、新卒をどのように教育するか考える必要がありますし、数年後はどのように成長してほしいかという中長的な視点も含めて、教育プログラムを一緒に考えていきました。

三浦:結構難しいことに取り組んでもらったなと思うのですが、かなり完璧に近いぐらいしっかりこなしてくれていたなと感じます。
もちろん本人が全部考えたというわけではなくて、いろんなヒアリングをして、それを整理していったと思うんですけど、やっぱりそこでも傾聴力が優れているなと感じました。
ヒアリングした内容をもとに、物事の本質はどこなのか、何を解決しなければいけないのかなどと目的や課題を整理し、実現するための手段をどのように組み立てていくかを着実に考えてくれたと思います。 

田中:教育プログラムをつくる中で、私とのコミュニケーションもかなり密にとり続けてくれていました。
「もっとこうしたい」という漠然としたイメージを話すとき、具体的な言葉と抽象的な言葉が混ざることもあるのですが、新井くんは「つまり、これはこういうことですよね、じゃあ根っこの部分ではこうなりますよね」ときれいに整理してくれるんです。また、聞いた内容をうまく組み立てて「こんな取り組みをしましょう」と提案してくれて、非常に秀逸だと感じます。

論理的に物事を整理する力と、その上で何が重要なポイントなのかというのをちゃんと捉える力がとても強いなと思いました。
これは入社前から感じていた部分だったのですが、入社後に実務を通して、やっぱりそこが本当に優れていると感じました。

籾木:二年目の変化はどうでしたか?

田中:いろいろなことを経験する中で、いろいろ難しい課題も出てきていたように思います。全社的な課題だけでなく、人それぞれが持っている課題や部署規模の課題にどう向き合うかといったところが求められてくる動き方になってきています。
社員一人ひとりがどういう状況で動いてるのかが明確に分からない中で、少し苦労している部分はあるのかなと思っています。
そこに関しても、実際に今どういう課題があるのかというところを、今まで以上に広いマクロな視点と、それぞれに対するミクロな視点の両方から取り組むことが以前にも増してきていると感じます。
あとは二年目に入って、自分が主導して取り組む施策も増えてきています。実際にやってもらったことでいうと、コアチームという、社内で組織を活性化させるような有志のチームを作っているのですが、その中で彼も中心メンバーに加わって、会社の行事を企画したり、周りのメンバーを巻き込みながら動いてもらったりしていました。
具体的には、会社の創業祭の企画・運営に携わったり、エンジニアの協力をもらいながら「SIMCHEERS」という相互に感謝を伝えるシステムをつくったりしてくれました。

まとめると、一年目は社員からヒアリングしたものを整理して実現していき、二年目は、会社をより良くするために、自分なりに、試行錯誤して動いてくれたと思います。
最近は、その経験が自信に繋がってきているのかなと思っています。特に、自分の考えを周りに発信する方法と、周りを巻き込んでいく推進力が強くなってきていると感じます。 

三浦:最初は、お伺いを立てながら動いている様子もあったのですが、以前よりもっと自信を持って、自分でこうしていくべきだという場面が増え、リーダーシップも発揮しながら動いてくれているので、 頼もしく育っているなと見ています。

籾木:人事課題において、メタな部分で物事を捉えて、一人一人が抱えている思いをしっかり汲み取ってすり合わせることってとても難しいというか、全然イメージがつかないです。それを社会人二年目で取り組んでいらっしゃったのは本当にすごいなと思います。

◇フェローへの期待

籾木:最後に、新井さんにこれからどうなってほしいとお考えですか?

田中:そうですね、とても優秀ですし、まだまだ成長の余地があるんだろうなと思っています。本人が望むか望まないかというのもありますが、個人的には、もっと経営に近いことについてたくさん学んでほしいなと感じています。
今は人事に携わっていますが、彼の強みである傾聴力や情報整理力は、経営やそれ以外の業務でも生かせる力だと思うので、彼の可能性をもっと広げられるようにしていきたいですね。
周りを巻き込んで変えていくためにはどうすればいいかというのが、今まさに抱いている課題なのですが、それもふまえて、彼を起点に会社を動かすような取り組みを進めてほしいなと思っています。

4期生の新井怜さんとシムネット田中社長

◇インタビューを終えて

籾木
今回取材させていただいたシムネット様とフェローの新井さんは、まさに「相思相愛」で、お互いの強みと課題を補完し合い、それぞれの可能性を最大化するパートナーという関係性であることが伝わってくるインタビューでした。
入社からたった2年で、企業のコアに関わる大きな責任のあるお仕事を任せていただくということは、それだけで貴重かつハードな経験ですが、それを通じて自分だけが成長するのでなく、しっかりと目に見える成果を出して企業に還元し、企業もどんどん成長していく。まさにこれがVFJが提供している大きな価値だと思います。
VFJは今期で発足から6期目を迎えますが、若者にとっても地方の企業にとっても、それぞれの強みや魅力を引き出し、個人の生き方にとっても社会全体にとっても、よりよい選択肢となって大きな価値を提供できる働き方だと思います。
まずはぜひ、お気軽にお問い合わせください。

株式会社シムネット様HPhttps://www.simnet.co.jp/
株式会社シムネット様 ご紹介ページ(VFJサイト内)https://ventureforjapan.or.jp/job/1494/

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