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オリーブオイルの保存について

オリーブオイルは油脂です。せっかく健康にも良いと言われていますが劣化(酸化)してしまうと身体に良くないものになってしまいます。

ここではオリーブオイルの保存方法をご案内します。


1.空気を避けよう

油脂は空気に触れると徐々に「酸化」してしまい、身体に悪い油に変化してしまいます。オリーブオイルも油脂ですので酸化しないように保管しましょう。せっかく良い風味をもったオリーブオイルでも酸化する事で油臭くなりますので香りを目安にしてください。
まだリーズナブルとは言い難いオリーブオイル。お値段相応なクオリティでいただきましょう!

【POINT】
・蓋を開けっ放しにしない
・他の容器に移し替える場合は2,3日で使い切れる量のみにする
・開封したら遅くとも半年以内に使い切る
・使用頻度をよく考え、必要な分のみを購入する。

健康オイルとして知られるえごま油、アマニ油、DHA、EPA。植物油脂としても知られる大豆油やごま油等は、”多価”不飽和脂肪酸という酸素と結びつきやすい油脂です。
オリーブオイルは”一価”不飽和脂肪酸という酸素との結びつきが弱い分類ではありますが、酸化しないわけではありません。

「いつ開封したか覚えていない」「開封してから時間が経過した」ものは、使用前に少しスプーンに出して香りや味を確認するのをおすすめします。
機械油や古いクレヨンの様な油臭さがあり、舌やのどにピリピリヒリヒリと不快な刺激の広がりを感じたら残念ながら酸化しています。
悲しいですが身体に悪いのでもったいがらずに捨てましょう。

2.光を避けよう

太陽の直射日光に限らずご家庭の照明も含めて、光に当たる事を避けましょう。光を受けることで油脂とその中のポリフェノール類が変質してしまい、これも油脂の酸化に繋がります。

【POINT】
・棚の中など暗所で保管する
・遮光ビンや缶入りの商品を選ぶ
・透明ビンの場合はアルミホイルを巻いて遮光する。

オリーブオイルは秋に収穫、搾油され新油(ノヴェッロ/ヌーボー)が出回ります。新油のきれいな色を見せるために生産者がこだわって透明ビンで提供する事がありますが、きれいな色を楽しんだらアルミホイルを巻くなどして遮光しましょう。

3.温度の変化を避けよう

気温の変化や加熱の繰り返しを避けましょう。
冷蔵庫で保管した方が良いか?と聞かれることがありますが、オリーブオイルは冷蔵庫に入れず棚などの冷暗所で保管してください。

冷蔵庫や寒い地域の冬ではオリーブオイルが固まってしまうことがあります。この固まったり液状に戻るのを繰り返す事も、油脂の劣化に繋がりますので注意しましょう。

揚げ油に使用した後ペーパーで濾して再利用する場合も、温度変化を繰り返す事になります。オリーブオイルは熱による変質も少ない方ではありますが一度加熱した油の再利用は出来るだけ避けたり、時間を空けないようにしましょう。

まとめ

オリーブオイルを購入したら冷蔵庫に入れず、棚など温度変化が少なくて光を浴びない冷暗所で保管するようにしましょう。


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