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生命力のある言葉

なんて久しぶりの投稿。
アメブロは毎日のように更新してるけど、ここはご無沙汰だった。
それでも今こうやって書いているのは、ふと自分が今までここで書いてきたものを眺めて、我ながら「味があるじゃないの」と思ったからだ。

実はこのアクションに至るには、一つの切掛があった。
それは2017年のヨーロッパ〜モロッコ旅行の際、殴り書きで書いていたモレスキンのメモ帳。これをうっかり手に取ってしまったのだ。

それはわたしが旅の途中、ふとした隙間時間に書き殴っていたもの。大抵が移動中の膝の上で書いたものだから、おそろしく雑な文字かつ乱文。それでもそこにはリアルタイムの衝動的出来事や想いが書かれていたものだから、今でもまだ脈動を持っていた。



生命を孕んだ文字。

どれだけ汚い字だろうが乱文だろうが、不思議なものだ。生命力のある文字というのは、何年経っても読める。しかも面白い。きれいに整えて読みやすくとか、体裁云々など完全度外視だからこその味なのだろう。

恥は承知で旅の途中のメモを載せる。
モロッコの、おそらくはフェズの迷宮っぷりと、そこら中で遭遇する迷惑道案内のことを書いたのだろう。

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これはスペインのネルハという街で。
グラナダのアルハンブラ宮殿まで日帰りで行ったんだった。

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この旅のスタート地点は、パリだった。
4月のパリはまだまだ寒くて、コートを着てても冷え込んだ。お湯が出ないとか割とフツーなヨーロッパのホテルで、この時はちゃんとお湯が出た。空港からはロワシーバス、石畳の道をゴロゴロスーツケース引っ張って、オペラ座。
香水好きには是非おすすめしたい、パリの香水美術館。

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2017年の4月か。もう4年も前なんだな。
そこから一度も、欧州には渡ってない。
初めてパリに行った20歳の時にも、男の子の思い出があったっけ。

旅のメモというのは、実に味わいがある。
4年もこのモレスキンが残っているのも、きっとそういうことだ。
スマホのメモ帳もいいけどね、こういう手書きのメモっていいですよ。どんなに汚い字で書いても、それが後々味わいになるのだもの。自分だけにしかわからない思い出もあるから、読み返せばすぐタイムトリップ。
国境と時空の狭間で、軽く酔える。

そして、現在のこの情勢。
それでもわたしは、目論むことを止めない。必ずまた行ける。わたしは旅をする。ここまでわたしを駆り立てるのは、指折り数えても旅とアレとソレくらいなのだもの。





ありがたく生命維持活動に使わせていただきます💋