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【そのレッスン、似非じゃない?】ボイストレーニングって何??

↓この動画の動画版


似て非なるもの、なのに混同されがちな二つの単語があります。
「ボイストレーニング」と「ボーカルトレーニング」です。

私としてはすごく不思議な話なんですが、この二つがいつも混同されがちでして、(自称)トレーナーですら、ボイトレを語っているのに歌唱指導していたり、ボーカルレッスンに生半可な発声指導組み込んでいたり。

…この言葉の意味、絶対に間違えてはいけませんからね??

日本人はいつからこういう言葉の違いに鈍感になったのでしょう。

まるで別物ですよこの二つは!!


今更ガッツリ長文書くほどの内容でもないのですが、あまりに悔しいもどかしいのでちょっと書いてしまおうと思います!


ボーカルトレーニングとは…発声指導、歌唱指導、ステージング、音楽理論など、歌の上達のためにする訓練

ボイストレーニングとは…良い発声(負担なく、聞き取りやすく、自由に扱える声)を身につけるための発声の訓練


…ね、別物でしょう??

ボイトレ とは本来歌手だけのものではないのです。

今では俳優、声優などの芸能人、政治家、医者、営業職などですらボイトレを受けている方は大勢いますし、それ以外の皆さんだって声を使っている全ての方に本来ニーズがあるのが「ボイトレ」なのです。

誤った言葉が広まってしまったがために、「ボイトレは歌手のもの、普通はやらないし必要ない」なんていう考えの方が多いのだと思います。

悔しいです…!(笑)

それどころかTVやラジオでやっているボイトレは的外れだったり、そもそも「ボーカルトレーニング」だったりしているわけじゃないですか?!

それボイトレじゃないよ!!!!

っていつも思っています。

「…はぁ、俺もっと勉強しよう(´・ω・`)」

ってなるんです。


ボイトレをやるって言って歌唱指導ばかりされるようなトレーナーのほとんどは混同しているでしょうし、あるいはそもそもボイトレができない方なのだと思います。

私自身、後者のトレーナーのレッスンはいくつも受けましたが、やはり発声についての指導よりも、別の音楽的な指導や歌唱し動画レッスン内容のほとんどを占めていました。

(それらの内容自体が悪いというのではありませんが、あくまで、それらが正確にはボイトレ ではないという話です。)


ボイトレ以外のボーカルレッスンを主にするトレーナーの方が発声指導をしないのは、高度な知識や経験が求められるから、というのももちろんですが、それ以上にボーカルというよりシンガーのタイプの人なのでしょう。

前回の記事(音学理論が歌に必要ないとされる理由)で説明した通り、歌には発声以外にも大きな要素がいくつもあります。

ですが、その上で私は多くの皆さんが発声指導を受けることをお勧めしています。

日常が変わります!

会話の声から変わりますし、声を正せば疲労度が変わる人もいるでしょう。

姿勢や表情が変わることも考えられますし、感情が伝わりやすくなります。

自分がうまく声を操れるようになると、それに連れられて耳も鍛えられますから、人の声の聞き分けも良くなります。

そういう連鎖が心まで改善する例もありますから、ボイトレは歌手だけのものではないと断言できるのです。

「メンタルカウンセラーが心の医者だとするならば、

ボイストレーナーは声の医者のようなものです。」


さて、違いはわかっていただけたでしょうか?

あなたが受けたいのは「ボーカルトレーニング」と「ボイストレーニング」のどちらでしたか??


今日はここまで、ありがとうございました。

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