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【書道と歌】筆とsighとgrowl

本日誕生日迎えましたYoshikiです。
今日は丸一日祝ってもらいに出かけているところなので執筆中で短いですが投稿しますね。

最近の記事は芸術の話が多いのですが、
歌唱テクニックについての話を小出しするのは多少出し惜しみしてる部分もあるからです(笑)

というのも、今回各記事を読めばわかるのですが

実際にレッスン受けないとうまくならないよ

ってことなんですよね。

いや、まぁもっとハッキリ言うと

小手先の技術つけただけで上手くなれないし、文章読んだだけでは小手先の技術すらつきません。

私はレッスンを通して生徒様自身が声の変化を感じていただけるための最善策を考え、新しい課題など見つけますが、文章では伝わらないこと、伝えようのないことが沢山あります。
直接に勝るレッスンはありません。

まぁ、こんなクセの強い記事をお読みになっているような読者様でしたらそんなことわかっているとは思うのですが…

ところでなぜ書道?

と言うことの方が疑問でしょう(笑)
すごく面白い話なのでぜひぜひ続けて読んでいただければと思います。

書道でも、重要なあらゆる条件がありますが、特に重要になるのは、
一画毎の書き始めの筆の置き方、書き終わりの筆の離し方なのではないかと思います。

実はこれは歌にも置き換えられまして、
歌いはじめの息遣いのひとつ、歌い終わりの息の終わり方の一つが重要なんです。

そのときに使うブレスのアピールをサイ(sigh)、息混ぜ声をグロウル(growl)と言います。
(グロウルって実はデスボイスって意味じゃないんですよね笑)

非常にかっこいいテクニックですし、使い所も多く、やり方も実はそんなに難しくありません。


ただし、それだけが良ければいいと言う話ではありません。

あくまで、すべての基礎や、バランスが整っていなければそのテクニックって蛇足だったり、下手なのを誇張するばかりになるんですよね。

基本ができて初めてそのテクニックが生きます。


小学生の頃の話なんですが、書道の先生がお休みの時に、理科の先生が代わりに書写の授業を受け持ってくれた日があったんです。
その理科の先生がこれまた面白い先生で、「クラスで一番うまい人を決めよう!」なんて言い出すからみんな乗せられて書きまくるわけです。
先生が判定係をして、一番うまい人の作品を黒板に貼り付けて、更新されたら張り替える、ゲームみたいでとても面白かったのを覚えています(笑)

そのクラスには特選とか書星会賞をとるような子(早い話が千葉県のトップクラスの優秀さ)がいたので、その子の一人勝ちになるかと思いきや、授業の中盤くらいから黒板に張り出されていたのはずっと私の作品だったんですよ。
見るからに技術の高い人は他にもいる中でしたが、圧倒的に勢いと個性のある私の字には他の人とは少し差があったのかもしれません。
先生がそのエネルギーの部分を評価してくださったので他の生徒はそれを真似て勢いのある字を提出するのですが、その時に先生が言ったんです。
「佳貴は基礎があった上でやっているからいい字なんだよ。それをすっ飛ばしたらいけないんだ」
(一字一句忘れなかったわけじゃありませんが、そんなことを言っていたのは忘れていません)
その出来事以降、何を作るに関してもその言葉を思い出すようにしています。

まとめ

去年潮先生のアシスタントとして札幌に行った時、ついででいろいろ観光もしたのですが、書道の美術館がなかなか良くてですね…まさに今日話したようなことを感じるわけです。

リズムもあり、ゆらぎも音程のようなものもあり、テクニックもたくさんあるけれどバランスが肝心で…

「書道音楽じゃん!!」

ってなりました(笑)


書道が得意な方は、もしかしたら歌のセンスがあるのかもしれません?


今日はここまで!ありがとうございました^ ^

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