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香川のうどんの凄さはクオリティではない

 香川と僕はうどんだけに切っても切れない関係だ。幼少期から家族でゴールデンウイークやお盆など大型連休の度に車で四国八十八か所巡りをしていた。もうすでに3周している。また大学が四国だったので、4年間を四国で過ごし、学問以外にさまざまな生き方を知った。

 そんな四国・香川の讃岐うどんだが、魚のあご出汁にコシのある麺。もちろん美味しさは全国で知られていると思う。現在は四国以外でも美味しい讃岐うどんを提供してくれるお店が増えた。僕も大阪に好みのお店がある。本場と同じクオリティの讃岐うどんは別の地域でも食べられるようになってきてうれしい。

 しかし、香川にはほかの地域と圧倒的に違って、その優位性が変わらないものがある。それは値段と店舗数だ。香川ではうどん一玉100円台。天ぷらやおにぎりのサブメニューを追加しても500円で事足りる。他地域なら1,000円を超えるお店も多い。すごいのは、この値段で高クオリティのお店が県内におびただしいほどある。しかもチェーン店ではなく、日本にそこしかない個人店がだ。どれだけ努力しても、他の地域には太刀打ちできない。うどん店がまだ多い香川以外の四国でもだ。

 とはいえ、うどんは高級料理ではない。いくら食べても交通費をペイできることは無いが、いちど食べに行ってみて欲しい。いくつかおすすめのうどん屋さんを列挙する。味は保証しますよ。

ああ、また食べに行きたくなってきた。


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