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マクラーレン 750S 慣らし運転後半のインプレッション!前半のネガから一気にポジな方向へアゲれるか!?

昨日は慣らし運転開始~800㎞までのインプレッションを書きましたが
まあ、マクラーレンさんには申し訳ない物の、広報車でもなければ
試乗車をお借りした訳でもなく、自社所有のクルマですので
この個体に関しては!という事で、言いたい放題書かせて貰いました。

モータージャーナリストな方々がYoutubeや雑誌で
様々なインプレッションを載せていますが
まあ、みんな良い事ばっかり言ってます。
そうしないと次が無いですからね・・・。

このクルマは実際に所有して
長距離を乗った上で診えてくる部分が多々あります。

数分や数時間の試乗では見えてこない部分を色々と感じ
それを感じたままに書き綴って来ましたが
今日は800㎞以降の慣らし運転でのインプレッションです。
昨日に引き続き率直に書いて行こうと思います。

まだ~800㎞編をお読みでない方は
あまり話が繋がらないかも知れませんので
この記事を読むのでしたら、まず前編をお読みするのをお勧めします。

800㎞まで走行距離が進んだエンジンは相変わらず滑らかでして
ターボエンジンなのにNAの様なフィーリングで回転上昇して行きます。

率直に言いますと800㎞の慣らし運転でエンジンのフィーリングは
・・・替わってません・・・
慣らし運転が完全に終わり、E/Gオイル交換をすれば
流石にフィーリングも替わるでしょうが、現時点では
納車時と替わらず、いたってスムース且つ力強いと言う印象です。

フェラーリの360チャレンジストラダーレや
ポルシェ911 GT3と言ったNAエンジン車両を
ご縁があって全開に踏みちぎった事がありますが
それらのエンジンフィーリングには やはりトルクが足りません・・・。

自分がターボエンジン贔屓な事もありますが
500psを出力するGT3も、それを発生出来るのは
トップofトップの回転数となる、わずかな領域だけです。

そこに至るまでのフィーリングはフラットでトルク変動がない為
シャープと言えばシャープですが、何事も無さ過ぎて
面白くないと言えばそれまでの話です。

マクラーレン750Sの場合、シャープな回転上昇に加わって
回転が上がるごとにトルクが上乗せされて行きます。

2000rpm付近までは4LのNAエンジンの様な感覚だったものが
3000rpmでは4.8L 4000rpmでは5.6Lなみのトルクへと比例出力され
回転上昇に完全調和したバリアブルな出力特性が続きます。
違和感なく、それなのに回転が上がれば確実に襲って来る異次元の加速感。

このエンジンの本来の加速感をレッドゾーン8500rpmまで回して診たい!

そんな衝動を抑え込み、残り200㎞の慣らし運転は
エンジンの回転リミットを更に上げつつも
全負荷は避けながら、低中負荷による高回転維持と言う
少々難しいシュチュエーションを熟す為
地元の24時間営業している有料周回コースに赴きました。

さあ、今日はどんな一面を見せてくれるんだい!
頼むから、もうこれ以上は失望させないでくれよ!!
と思いつつも
まあイギリス車だからな・・・
と言う諦めも抱きつつ
夜の都会に車体を滑り込ませて行くのでした。

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