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強度検討が出来ていない強度検討書が添付されたサスペンションパーツが装着され、アイドリングでの排ガスが極悪なZN6 86のボルトオンターボ車・・・。ある意味最狂コンビ。

公認車検とECUのリセッティングにて入庫した

ZN6 前期の86にはBLITZ製のボルトオンターボが装着され

長野の有名店にてECUセッティングしたと言います。

しかし、車検の排ガステストをすると
COもHCも基準値を大幅に超えてしまうので空燃比メーターを追加すると

暖気後のアイドリングで12.7・・・。
濃すぎます。

これを直さないと車検には合格出来ませんが
その前にリアのサスペンションアームが社外品に代わっているので

先に改造概要説明書を作製して、通知書を受け取ろうとすると
メーカーさんが準備した強度検討書に
懸架装置における降伏点安全率が記載されておらず
計算不足として突き返されました。

クスコさんが添付する書類にも降伏点の安全率の記載がない旨を指摘すると「クスコ製のサスペンションアームの強度計算書は
 安全率として考える角度が異なり、純正との対比が出来ている。」

だから問題無いとの事。

あ~なるほど・・・

強度計算が出来ていない強度計算書。

詳しく話しますと、まずは
この製品が壊れ始めるポイントとなる降伏点の記載等がなされておらず
クスコさんの強度検討書のように
純正品と比較した強度の証明も行われていないので

「この書類ではなにも証明できない」

との事でした。

製品に添付されていたのは
強度未検討書類
という事になります。

マジか~・・・。

メーカーに相談すると
担当者がいない
だとか
車検に落ちるはずがない。
とか
どうでも良い対応をするばかりで
肝心の強度検討書類に未記入だった
降伏点の数字は教えてもらえませんでした。

いや、他の事はどうでも良いので
降伏点の数字だけ教えて貰えれば後はこっちでやりますので・・・。

結局最後まで、その数字は教えて貰えず
と言うか
知らないんでしょうね。

対象的に陸運局側の担当者は非常に丁寧に対応してくださり
この強度検討書で公認を認可した事例が過去に一件
奈良県の陸運局で認められたということで
どういう内容になっていたかを調べて下さったのですが
不思議なことに、肝心の数字の部分は?なまま認可されていたようです。

癒着?
大人の事情??
怖っ・・・。

まぁ、添付書類がダメなら自分たちで計算し直すまでです。

陸運局の改造担当の方も親身になって対応してくださり
無事、改造概要等説明書が完成。

さあ、今度は排ガスをクリーンにしつつECUセッティングです。

はあ、強度未検討書排ガス未対応のECUセッティング・・・。

こちらのnoteで書いた事例も

なかなか酷い内容でしたが、今回のこのこの事例は
悪質・・・と言うか、いい加減すぎるだろという事で
本日の有料ページではサスペンションパーツの製造メーカーと
ECUをセッティングしたお店の名前を開示して行きます。

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