ZC33Sに於けるブーストロックの仕組み!まずはブーストロックとは?ロックされるとどうなる?なぜなる?どうやって直す?お仕置きモードとは違うの?以前に書いた記事は少々高いので、値段を下げて、もう少し掻い摘んでお話しさせて頂きます。
ZC33S スイフトスポーツに乗って居るオーナーにとって
絶対に起こって欲しくないのがブーストロックですね。
ブーストロックって何・・・?
ZC33S スイスポはノーマルの状態でもブーストが大体1.0kほど掛かります。
「えっ?中古で買ったMy ZC33Sはブースト0.5kですが!?」
と言う方・・・。
残念ながら買った時からブーストロック状態です。
ご愁傷様です。
HKS製のパワーエディターを使い純正圧力センサーの数値を誤魔化したり
ECUチューンをするとブーストは1.2kから1.3kぐらいになると思います。
っが、この状態からある日突然遅くなって、ブーストメーター見たら
あれ0.7kしか掛かっていない・・・。
これもブーストロックです。
要はもともと掛かっていたブーストの
半分くらいのブーストまでしか掛からなくなるのがブーストロックです。
このブーストロックとZC33Sに於けるお仕置きモードと言うのは
関連はありますが、同一症状ではありません。
これはブーストロックではなくお仕置きモードが発動した際のグラフです。
赤いグラフ
緑のグラフ
オレンジのグラフ
ピンクのグラフと計4回パワーチェックを行っていますが
まともにRevリミット付近まで回ったのは緑の1回だけで
他の3回は6000rpm付近でスロットルが閉じられて
トルクもパワーもガクンっと落ちてしまいます。
以前に書いたこの記事では
お仕置きモード=ブーストロック
と捉えていますが、最近の情報を精査すると
ブーストロックとお仕置きモードは同じではないという事が分かります。
お仕置きモードが発動して
こんなおかしなパワーグラフになり、10数秒程
「エンジンが逝ったか?」
と思うほどの振動が出ますが、数秒間放置しておくと、いずれ復帰します。
はい、放かっておけば治るんです。
っが、ブーストロックされてしまったZC33Sは治りません。
1度ブーストロックされますと、エンジンを再始動させても
バッテリーのマイナス端子を抜いて数時間放置させようとも
ずっとブーストは半分になったままです。
だからブーストロックなんです。
GRヤリスのお仕置きモードはエンジンを再始動すえば戻り
ZC33S スイスポのお仕置きモードも放置しておけば治りますが
ZC33S スイスポのブーストロックは通常の範囲では何をしても戻りません。
そこで今日は、最新の症例を含めながら比較的安価に
お仕置きモードとブーストロックに関する事を
分かりやすく掻い摘んで書き綴って行こうと思います。
では繰り返しになりますが、ブーストロックとはいったいなんなのか?
ブーストロックされるとどう言う症状になるのか?
前述の箇所にて説明したとおり
ブーストが規定値の半分ほどにまでしか上がらなくなる事を指します。
そしてそれは基本的にはなにをしても治りません。
なので、お仕置きモードとは異なる症状です。
ZC33Sに於けるお仕置きモード、これはドライバーの意図とは別に
スロットル等が強制的に閉じられて
エンジンパワーが急激にダウンする事を指します。
っが、数十秒間放置するか、エンジン再始動にて治ります。
では、ZC33S スイフトスポーツに於けるブーストロックは
なぜ発症してしまうのか?
そのメカニズムに加え
ブーストロックとお仕置きモードの因果関係についても
有料ページにて説明させて頂きます。
では、まず、なぜブーストロックが起こるのか?
それはですね・・・。
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