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【映画感想】モダンラブ・東京(エピソード1)

ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを基に、愛にまつわる物語を描いたAmazon Original『モダンラブ』。2019年にアメリカで制作され世界中で大きな話題を呼んだ同作が、舞台を東京に移し『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』として新たな物語を紡ぐ。映画界の第一線で活躍する監督たちと豪華俳優陣が集結したオムニバス形式の7つの物語では、忘れかけていた大人の恋心、息子や母親への愛、国境を越えて芽生える愛など、さまざまな“愛”のカタチが描かれるオムニバスドラマ。

Amazon Prime Video あらすじ

Amazon Prime Video Originalということで見れない人もいるかとおもいますが、CMで見かけてとても惹かれたので見てみました。
エピソード1は女性同士のパートナーシップでバリキャリ(死語w)の二人で暮らす婦々(ふうふ)の子育ての話です。
主人公(水川あさみ)は、まだ乳飲み子を抱えながら仕事復帰し、搾乳に追われながらも母乳育児をしています。パートナーもとても稼いでいますが、頼ることはなく、自分の居場所としての「仕事」に誇りをもって生きています。
そんな中、シンガポールへ出張がり、
疎遠になっていた母親に、出張中の育児のサポートをお願いします。


育児は、一人一人が違う価値観

私も子供を2人出産しました。2人の父親は違います。
上の子はもう中2,下の子は2歳とかなりの年の差です。
わたしは母乳育児に特にこだわりがあったわけではないですが、
わたしの母親は3人を母乳で育てました。
だから、初めて子供を産んだとき自然に母乳ができるだろうと思ったのです。

しかし、どう頑張ってみても母乳は足りない状態で、最初からミルクに頼ることになりました。6カ月になることにはまったく母乳がでなくなり、
ミルクで育てることになりました。
そうなったことに、悲しいとかいうことはなく、出ないものは仕方ない。
という感想だったのを覚えています。
2人目に至っては、躁鬱病の薬を飲むため、産んですぐ母乳を出さなくする薬を飲み、最初からミルクでした。


でもそれは、私の場合。
どうしてもこだわって母乳でなくては!と、食べるものに気を付けて、専門の助産師さんのところへ通いマッサージしてもらったり、という方もいます。大変な苦労をされていることでしょう。
どういう選択をするかはその人の価値観で自由。
他の人がとやかく言えることではない。
だからこそ、この母乳問題は答えがないのだと思うのです。

まあ、大概は、出るから飲ませるという方が多いのでと思いますが。
わたしも母乳がでるなら何も考えず飲ませていたと思います。

ちょっとだけ、子どもの鳴き声で胸が張って母乳がしみだしてくる経験をしたことがあります。
なんだか自分が自分でなくなったような、「子どもの母」というのが最優先という気持ちになる不思議な感覚なんです。

そんな中、大きなプロジェクトも対応して活躍しているなんて本当にすごいことです。
本能的に、「母」が勝っていて思考がちょっと体も思考も子供寄りになってしまうのに。
仕事も母乳もどちらも完全にやる、主人公は自分の母に宣言します。
かなり強い意志がなければ、大変すぎてできたものではないと思いました。

同じワーキングマザーですが、私にはきっとできない。
両立を支える体力と意思の力が必要だからです。

自分の人生の中でどんな選択をするかは、本当にデリケートな問題です。
その人の価値観そのままです。
だから見る人によって、共感ポイントや意見は大きく異なるとおもいます。


子育てにともなう責任の計り知れなさ

ちょっと目を離しようものなら、何か事故でもおきてしまうんじゃないか。
そんなか弱い存在。
ホントは、目を離さず自分で見てあげたい。
特に、赤ちゃんのうちはそう思います。

うちは、2人目は、保育園の入園のタイミングの関係で、
生後8か月から保育園に預け仕事復帰しました。
市に相談したら、0歳で入れないと入れない可能性があるとのこと。
色々保活(保育園に入るための活動)や、
入れなくて育休延長なんて聞きますね。
私は本当に運がよかった。

先生たちを信頼してないと預けることはできないですが、
幸い、保育園で覚えてくることも多くて助かっています。

うちの子は2歳になってからだんだんといろんなことが分かるようになってきました。
家族や親の習慣がその子の常識を形成すると思っています。
自分自身、親が全くしつけをしない人達で、今に至っても苦労しています。

主人公たちのような、お母さんが2人の家族はどう影響するのかな?
と思ってしまいます。
日本ではまだまだ少ない。うまく伝えながら育てていかないと、
子どもたちの人格に影響しそうだなと思ってしまいました。

「母乳育児」とワーキングマザーの現実、という状況だけを、
切り取って短い物語にして見せています。
ただ、育児は長く続くものです。
その後、この家族はどうなっていくのか気になります。

あなたが大事だと思うことが大事

選択肢はたくさんあります。
人生は選択の連続だといいますが、
小さいことも多きなことも、自分の価値観で決めていきます。
でもその時に流れだったり、納得できないものもあるでしょう。

例えば、親がどうしても許してくれず希望しない学校にいったり、
人間関係などは、自分で選べない場合も多いですよね。
その人がいるから辛い毎日だったり。
病気も、自分で選択したわけではないけど、人生を変えてしまうことも。

自分の都合のよい選択ができるなら、大事にしてほしいと思う。
もし、自分で選べない場合でも納得がいくように、
自分の行動を変えたり、考え方を変えることで自分の人生だと
胸をはって生きることができるはず。

物語の主人公は、自分の納得がいくように、周りが何と言おうとも、
自分の価値観と行動を貫いています。
ここまで自分の考える行動を貫ける人はすごい。
わたしは、そこまでやり切れてないけれど、少しでも不満のある部分をカバーできるように行動しようと思っています。

自分のことは、自分でしかコントロールできません。



この物語、他の人はどんな感想をもったのでしょうか。
見る人によってかなり感想は変わると思うので、
見た人がいたら、聞いてみたです。


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