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ぼくが動物園・水族館に行かない理由

みなさんは動物が好きですか?

私は大好きです。

だから動物園も水族館も行きません。


え? 


動物が好きなら、動物園に会いに行けばいいって?


だって…。

そこには拉致・監禁された動物しかいないから…。


動物たちの異常行動

野生のゾウが一日にどのくらいの距離を歩くか知っていますか?

アフリカでラジオトラッキング調査を行った地域では、森林、湿った地域、乾燥サバンナも含めてほとんどのゾウが一日平均10キロ-2キロから30キロ以上の間を毎日、極めて一貫して歩くことを示唆した。
(Keith Lindsay『日本の動物園において単独飼養されているゾウに関する調査報告書』、Elepahnts in Japan、p.8)

ご存知のとおり、ゾウは草食動物です。睡眠時間の4~5時間を除けば、一日のほとんどを食糧を探して歩きまわります。Keith Lisdsayさんの調査によると、彼らの長い足と規則正しい歩幅は、継続して長時間歩くように適応しているのだそう。一日に数十キロという食事を摂取するゾウですが、長距離を歩く事でそれらは消化され、筋肉になっていくのです。

では次に、動物園にいるゾウへ目を向けてみましょう。

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基本的に動物園にいるゾウは狭いコンクリートのうえで一生を過ごします。この状況はゾウたちにストレスを与え、運動不足にし、高栄養の食事によって肥満や病気を引き起こします。正しく歩けない個体も出てきます。コンクリートのうえでの生活は、蹄にも悪影響を与えるという研究もあります。

大自然で暮らすゾウが平均しておよそ60年生きるのに対し、動物園のゾウは20年ほど。3分の1しか生きることができません。

ストレスから、同じ場所を行ったり来たり、首を左右に振り続けるなどの異常行動が引き起こされることもしばしば。異常行動は、動物たちの本来の行動欲求が満たされないために、別の行動に転化されたものと言われていますが、この状況でストレスを感じない訳がありません。


ほんの十数平方メートルのコンクリート上で一生を過ごす


自分がゾウの立場だったらと思うと…恐ろしくて仕方ありません。

しかしながら、動物園にいる彼らはそのような過酷な状況下にいます。

ゾウは家族をとても大切にする動物です。テレビのドキュメンタリー番組などで、お互いが助け合い、群れで仲良く移動をする姿を見たという人も多いのではないでしょうか。

ゾウって家族を大切にする生き物なんだね。

(動物園の)このゾウさんの家族はどこにいるの?

そう子どもに聞かれて、納得のいく、合理的な答えを返せるでしょうか。
私は返せません。「アフリカにいるよ…。」なんて、とてもじゃないけど言えません。

「動物園に行った子どもが感じたこと」(stillavegan訳)この動画からは、感受性の強い、多感な子どもたちの素直な声が聞こえてきます。

今回はゾウを取り上げましたが、他の動物たちにも同じ事が言えます。
苦痛を感じることが嫌なのは、動物だって人間だって同じはずです。

問題は、彼らに理性があるか?でも、話すことが出来るか?でもなく、
苦痛を感じるのか?、ということである。

(Jeremy Bentham『道徳及び立法の諸原理序説』、1789年)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの世界を見る目が、ほんの少しでも変われば何より嬉しいです。

vegielab🍃


参考



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