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田舎暮らし2  草との戦い→機械選び→自分の農業

ここに住みはじめて最初の夏、庭はみるみるうちに草ぼうぼうになりました。毎日毎日汗だくで端から手で草を抜き、鎌で刈り、庭の真ん中くらいまで草を刈り終えた頃、最初に刈ったところからまた草が生えてきました。

そんな不毛な戦いを日々繰り返す私をみかねた近所のおじさんが、『見本を見せてやる!』と言って刈払機でうちの庭の草を刈り始めました、、、

当時私はそのおじちゃんに心を許していなかったので、『楽しみながら草刈りしてるので大丈夫です~』とやんわりお断りしたのですが、『こんな状態は見てるだけでも嫌だ』と言って、おじちゃんは強引に刈り進めました。

このおじちゃん、80代だから本当はおじいちゃんなんだけど、おじちゃんと言えという。今は何でも相談できる師匠です。

負け惜しみでしかないけど、楽しみながら草と戦うのは半分は本音でした。でもね~あっという間に綺麗になった庭のなんとまあ清々しいこと感謝‼️感謝‼️感謝‼️‼️

不便を楽しむはずの田舎暮らし(車で5分圏内にコンビニはあるけど)でしたが、その想いはもろくもくずれさり、【時間はお金で買う】という持論を貫くことにしたのです。

その後すぐ刈払機を買いました!

『刈払機は危険だから女性は使わないほうがいい』とよく言われてますが、確かにノコギリのようなギザギザの刃で草や柔かい木を刈るので、刃も危ないし、切断した小さな木が顔に当たったり、決して安全とは言えませんが、田舎暮らしにこれは必須アイテムです。
注)女性はナイロンコードカッター(後述)を使う方が多いです


刈払機の選び方

動力編

■ガソリンタイプ
パワーがあるのは動力がガソリンのもの
種類も多いし、価格も安い
ガソリンを補充すれば長時間使用できる
畑が家から遠いなら、ガソリン式の一択です
振動が大きく、腕や手の負担が大きいので、腱鞘炎やバネ指になる人も沢山いるので、気をつけて。

あとね、重いから女性には扱いづらいと聞きます。そうか、重い→バワーがある→操作できない→危険 なんですね。

ナイロンコードなら危険が少ないから、次買うならナイロンコード専用で欲しい。

農機具全般に『共立さん』『マルヤマ』が良いそうです。壊れにくいのと、売れてるから部品も手に入り易いんだと思います。

■充電式電池タイプ(私はこちらを使用中)
ガソリンに比べパワーは劣りますが、ススキや直径3センチくらいの桑の木など、ある程度のものは刈れます。パワーも十分。
軽く、音も小さく、振動も少ないけど、私はバネ指になってしまいました。😭😭😭
なので無理は禁物。バッテリーは二つあるのですが、両方使って一時間半くらい刈れるので、そのタイミングで休憩しています。

マキタの刈払機の充電池は、マキタの工具と電池を共有できます。それはいいんですけど、電池が高い。正規品で15000円以上したような、、、正規品が高いから口コミが良い互換品を2つ買ったら両方とも一年以内にダメになりました。なので、電池は正規品以外は絶対に買わないように‼️

初代マキタは去年壊れてしまい、昨年買い換え、今は二台目です。

一台目はホームセンターのコメリで買いました。二台目は近所の農機具やさんで買いました。農機具やさん曰く、マキタの刈払機は見た目は一緒だけど、ホームセンターと専門店が販売するものは中身が違うとのこと。(そんなん、サギだろ⁉️)見た目は全く一緒なんですよ。これメーカーさんに聞いた情報らしいです。

今回は長持ちしてほしい。🙏

刈り刃編

ナイロンコードカッターとチップソーがあります。刈払機により、両方使えるものと片方しか使えないものがあります。

■ナイロンコードカッター

ナイロンコードで草を刈ります

■チップソー(私はこちらを使用中)

丸のこの刃(鉄やステンレス)で草を刈ります

私は短時間で草をやっつけたいので、チップソーを使っています。

ナイロンコードは柔らかい草や石垣など障害物がある場所の草刈りに向いています。コードを回転させて切るので、安全です。

ただ、チップソーより、ナイロンコードのほうがパワーが必要らしく、先日ナイロンコードを30分使っただけで、モーターが動かなくなりました。なのでそれ以降、私はナイロンコードは使わないことにしました。ナイロンコードを使うならガソリン式で。

チップソー用の刈払機とナイロンコード用のチップソーを二台持ちしてる方が多いです。刃を変えるのが面倒だから。

ハンドル編

■両手ハンドル

一般的なのはこちら。腕にかかる負荷が少ない。緩い傾斜地、平地向き

■ループハンドル(私はこちらを使用中)

平坦地も傾斜地も使えるので、農業仲間はみんなループハンドルを使ってます。


自分にちょうどぴったりな機械、道具の選定が難しい

刈払機を買うにしても、庭が平坦か、のり面はあるか?石垣はあるか?畑はあるか?など人それぞれ状況が違う。
それに農業機械って、何かの作業に特化してることが多いから、目的を絞らないと専用の機械ばかりが増えてしまいます。

そう、私がいつも困るのは機械・道具の選定なのです。目の前の問題を解決するものがどれなのか?どこまでお金をかけるべきかの判断が難しい。でも今ならわかる。機械を購入する前に、まず自分の農業のイメージを持てばいいってこと。

何人でやる?
何反つくる?
何を作る?

このような、前提条件が整うと機械選びは容易です。畑のサイズによって、選ぶ機械のパワーも変わります。

私は一人で三反をフル活用する農業をすることにしました。全然稼げない。時給1000円でバイトしたほうがいいんじゃないかと思う時もあるけど、ストレスフリーで自由な生活は手放せません。

一般的に露地栽培で野菜を栽培せる場合、一年売り上げは一反50万と言われています。果樹栽培は一反100万だったかな?

田舎の草刈り事情 ご近所編


地元の方は草を生やしているのをとても嫌います。それは種子ができて、自分の畑に飛んできたり、害虫が増える要因になるからです。夏場は一週間で草が大きくなってしまうので、まめに草刈りしたり、除草剤を使う方も多いです。
除草剤を撒くのは、春になって、植物の芽が出始めたら。冬の休眠機は効果はないようです。
春先まいても、完全に枯れることはなく、夏までには土の中の種子が芽を出し、青々した草に覆われます。これを繰り返しているうちに、草が減ってくるんでしょうね。

私は除草剤は使いません。土地はその地に住んでいらしたら方々が大事にしてきたもの。できるだけ良い状態で次の世代に引き継ぎたいのです。それに、草も有機質肥料だから畑にすきこめば肥料になるし。有機対応の除草剤もあるようですが、まだ使ってません。

あと、良く聞くのは、まめに草刈りをしておかなかったら、隣の畑の人に除草剤をまかれたという話。善意らしいんですけどね。

まとめ

私が農業学校に通っていた時、先生にどんな農業をしたいのか?聞かれましたがその時はピンと来ませんでした。

先輩には学校に通ってる間にとにかく畑を探して、土作りをしろ!と言われたけど何もせず
今にして思えば、誰かに何かを言われてやりたくかなっただけかも。もうサラリーマンじゃないからね😉

農家研修で伺った農家さんにも、何がしたいのか?何を作りたいのか?とたびたび聞かれ、『ゆっくり考えながら自分のスタイルを探したい』と言ったら呆れられました。

確かに最初から分かっていたら良かったんだろうけど、当時何も決まっていなかった私がご近所さん、友人の力を借りて二反の耕作放棄地を開墾し、野菜と加工品の販売ができるようになったんだから、あきらめなければなんとかなるってこと。以上

長文を最後までお読み頂き、ありがとうございました。(^.^)(-.-)(__)


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