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ブランドに人格を与えるロゴデザインの作り方 vol.1

はじめに

デザインは、言葉を超えたコミュニケーションの形態です。特にロゴデザインは、企業やサービスの「顔」とも言える重要な要素。今回は、僕が手がけたプロジェクトの一つを紹介し、ブランド人格をロゴという形にする過程をご紹介します。


サービスのロゴリニューアル

このプロジェクトでは、WorkX社のサービス「ProConnect」のビジョンや提供価値を具体化し、長期にわたって消費者の記憶に残るロゴを制作しました。デザインは、シンプルながらもサービスの先進性や温かみをターゲットオーディエンスへ伝えるものになっています。


完成したロゴデザイン

ブランド(サービス)人格の具現化

ProConnectは、経験豊富なフリーランスのコンサルタントとコンサルタントの外部委託を探す企業をつなぐサービスです。
コンサルタントが場所や時間に縛られることなく新しい働き方を実現できる先進性があり、企業が必要なタイミングでコンサルタントに依頼できるという生産性を高めるサービスです。
また、その根底には豊かな人生を送る人を増やしたいという創業者の想いがあり、人に焦点を当てた温かみがあります。
そこで僕たちはサービスの提供価値を徹底的に分析し、ブランド人格を「先駆的」「ポジティブ」「オープン」「親身」「ジェントルな」と定義しました。

サービスの提供価値の分析

クライアントとのワークショップを通じて、サービスの核となる価値を明らかにしました。
それは、「高い価値を持つプロフェッショナルと課題解決を求める企業が柔軟で豊かなつながりを持つこと」でした。
この価値を踏まえ、ブランド人格と密接に結びついたロゴをデザインすることが可能となりました。


具現化した言葉やイメージをパッケージ化(ボカしてあります)

デザインコンセプトの策定

ブランド人格とサービスの提供価値から、「Progressive & Temperature」というデザインコンセプトを立てました。このコンセプトは、時代の先端をいくサービスが、体温のある信頼とつながりをつくるというビジョンを見せることを意味しています。

デザインの実現

コンセプトを基に、幾つかのデザイン案を作成し、クライアントとのフィードバックを重ねながら最終的なロゴを完成させました。
このロゴは、ブランドの人格を反映し、同時に市場での独自性を確立するものとなりました。


コンセプトに基づき複数案を検討
完成したロゴデザイン

ロゴデザインが表すこととは

ロゴデザインは単に美しいシンボルを作ることではありません。それは、ブランドの想いや意志を形にし、そのメッセージを社会に伝える作業です。
会社やサービスのビジョンが具現化され、ターゲットオーディエンスとの強い絆を築きます。

また、ビジネスが直面している課題を解決し、目標を達成するための強力なブランドアイデンティティを構築することは、市場での成功への重要なステップです。
ロゴはその一部に過ぎませんが、ブランドの顔として一瞬でブランドの物語と価値を伝え、感情的な絆を築く力を持っています。

VECTORは、クライアントのビジョンと価値を深く理解し、それを形にすることに強い想いを持っています。
今以上の成長やビジョンの具現化を求めている方がいましたら、ぜひ一緒に次のステージへ向かいませんか?

お問い合わせをお待ちしています。



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