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続編は一作目を超えられない

続編は一作目を超えられない

今日はこの一言に全てがこもっていた。

そうなんだよなぁ。本当にこれ。
映画や小説だけの話ではなく、どんなに素晴らしくて素敵なものでも続編は一作目を超えられない。
何をどうしたって二番煎じ。

そのことに私が気づいたのは二度目の失恋をしてからだった。

好きな気持ちがあれば続編でもうまくいくと思っていた。
たしかに一度目はうまくいかなかったけど幸せな時もあったし、何より楽しかったし。
今度は大丈夫、だって今は何が失敗だったかわかってる。それに何が好きで嫌いかも知っている。
だからきっと今度こそ絶対にうまくいくと思っていた。

それでもやっぱりうまくいかない。
タイムリープしても別の問題が起きるように、違う問題で壁にぶつかってまた乗り越えられなかった。

そして楽しかった一作目をとうとう超えられないまま、続編はあっけなく終わってしまった。
時間だけは一作目の倍も使ったのになぁ。

正直なところ、続編があるかもしれないと思いながら過ごしていた時がピークだったのかもしれない。始まってしまうと、終わりを迎えるまで緩やかに下っていくだけの日々が息苦しかった。

でも続編を求めなければよかったとは思わない。
続編にも続編の良さがあったから。
その事実まで否定したくはない。

続編が終わった直後、私は更なる続きを求めようとした。でも今はそれがどれだけ愚かなことかわかる。そうなったらいいなぁと、たらればで終わらせておくのが一番幸せなんじゃないかと今は思う。

二度あることは三度あるし、
続編は一作目を超えられない。

そんな真理に涙が止まらなくなった、今日の『大豆田とわ子と三人の元夫』も最高だった。

来週が最終回なんて寂しい。
どんなに望まれたとしても、続編がないことはわかっているから最後まで存分に楽しもうと思う。

そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。