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新居に灯りをともす

今日は新居に電気がついた。
毎日ちょっとずつ部屋らしくなっていく様は、装備が一つずつ増えていくRPGのような気分。

借りてきた脚立を部屋の真ん中にたてる。
たった二段しかないが、このまま照明を持って登るにはいささか心許ない。落としでもしようものなら、目も当てられないので頭を悩ませること数分。
つけるのは諦めて誰かに手伝ってもらうことも頭をよぎったが、できればそれはしたくない。
結果、少しだけ壁に近づけて壁に手をつくという方法で、登ることに成功した。

ここまできたらもう怖くない。あとは取説通りにつけたらあっという間に部屋が明るくなった。
あかりがあるだけでホッとする。

きっとこういう時に人に頼ることが本当は大事なんだと思う。今回は大丈夫だったけど足を踏み外す可能性だってあるし。
でも私はいつも自分でやれそうなら全部やってしまう。人に頼むのに気を使うというよりは、私1人でできるもん!という2〜3歳児のような感じ。

こういう所が可愛くないとよく言われていた。
自分でもそう思う。
でももうこの性格とも長い付き合いだ。そう簡単には変えられない。

余談だが私の友人は、できない子だと思われた方が気が楽だと言っていた。しっかりして見られがちなのでミスできないプレッシャーがあるらしい。私はできない子だと思われたら相当に落ち込むので、世の中には色んな人がいるんだなと思う。

まぁ、この性格のおかげで電気がついたのでひとまず今は目を瞑ることにしようと思う。

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