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Do Some CallさんのFragmentが届きました♪

70年代的な、のハッシュタグでも書きましたけど、「ロック」にとって70年代というのは重要な年だったと思います。
今では考えられないかも知れませんが、2〜3年でシーンの中心が恐ろしく変わっていきました。
初めて自分で所有したアルバムが、ピンク・フロイドのThe WallとYMOの1stという変な子供だった私は(歳が。。。どうでもいいや、もう)、その後ピンク・フロイドからプログレ、サイケ、ユーロピアンロック(特にドイツ)、グラム・ロック、Fool's Mateという音楽雑誌のライターのバイトをやった関係からポスト・パンク、オルタナティブへと進み、YMOからジャズ、レゲエ、P-Funk、へと進んで、すっかり雑食になりました。
それでも最愛のアーティストはずっとピーター・ハミルのままですけど、ハミル自身がカテゴリーを超えたアーティストなので、ジャンルは何とも言えません。

80年代で、70年代のプログレやサイケを聴いていると、周りから原始人扱いされたものです。
わずか5年前にリリースされたアルバムでも。

ロック自体が、人によって見解が違うでしょうけど面倒なのでビートルズが登場した60年代前半に事実上誕生したと考えると、80年までは本当に多様な進化と実験と追求が行われた時期、2016年の今年は、実に50年も経っているということになります。
これをジャズに置き換えると、とっくにオーネット・コールマンがジャズをぶっ壊し、マイルス・デイヴィスが再構成した時期を超えています。

何が言いたいかと言うと、最近、もっと具体的に言えば、奇しくも同じ年の1991年、ダイナソーJRのグリーン・マインドとレッド・ホット・チリ・ペッパーズのブラッド・シュガー・セックス・マジックを最後に、プロフェッショナルによる音楽がつまらなくて、ほとんど新しいアーティストを開拓していないのです。
自分の年齢による感受性の退化もあることも否定しませんが、ロックの「文法」が確立された以上、別に目新しいことや進歩性までは期待していないのですが、文法を使った表現、芸風、物語がどうしようもなくつまらなく感じるのです。

というわけでここ数年は、すっかり過去の音楽ばかり聴き続けていたのですけど(音楽自体は生命維持装置として欠かせません)、noteで出会った多くの音楽家の作品に触れて、飛び上がって喜んでいます。
なんて新鮮なんだろう、なんて格好いいのだろう、なんて美しいのだろう、なんてオリジナルなんだろう!
同じ文法を使っていても、とっても刺激的で、面白くて仕方がありません。

そして、Do Some CallさんのCDが届き、聴き続けています。
ダウンロードのリメイクも愛聴しています。
中身については触れません。
是非、ご自分で体験していただければ嬉しいです。

やっぱり、音楽はいいですね♪