野球知らないパートナーに感謝した話

今日（多分投稿する頃には昨日）第5回WBCで日本がドラマ的勝利をして優勝した。昼前のことだ
前日が準決勝かつ祝日で多くの人が観れていた
リアルタイムで観れなかった人は夜の特集番組に助けられたのではないだろうか

さて、そんな自分はというと。夜勤だったので準決勝は観れなかった代わりに、決勝戦は途中まで職場で（合法的に）観れた
帰っている途中は文字速報で、帰っても文字速報で試合展開を追った
何故だ、と問わないでほしい。テレビも動画のサブスクも何もかも登録していない人間もここにいるのだから

……けれども、神は私を見捨てなかった
たまたま休みだったパートナーが動画を含むアマプラに加入していたため、9回裏の、あの対決を観れたのだ
「ありがとう、本当にありがとう！」と朝ご飯兼昼ご飯をほっぽり出して動画にかじりついた。ガン見した。祈った

なお、この時のパートナーの心境
「どうしてわざわざ文字で野球観てるんだろう。動画言えば観れるのに」と思いながら取り出してくれたそう
改めてありがたみしかない

試合はラストイニング、ノーランナーでカウント2-2-2の状態
ヒヤヒヤした。相手が相手だ、打たれたら…！と気がついたら手を組んで見守っていた。ただただ、一挙手一投足、見逃さんとばかりに

そして
ストライク判定が出た瞬間

「やっっったぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」

と両拳を突き上げて叫んだ。いや、アレは最早発狂だった。近所迷惑なんぞ忘れた狂喜乱舞だ
隣に座るパートナーは野球なんぞ知らないどころか興味もない人間だ、「日本勝ったんだ、よかったね」と淡白な反応だった
それが逆に火をつけた。口からまあ飛び出る飛び出る、決勝戦がどういう流れで進んでいたのか。最後の打者と投手の関係性（ともに最高の選手でメジャーリーグでは同じチームメイト同士）。発祥国だからこそ打撃力に自信を持った選手達を集められた今大会にて仕留められてるその凄さ

正直私自身は野球そのものに詳しくはない。多くの知識はネットで野球好きな友人達が流す〝中継〟しか知らない
しかしだからこそ、WBCの選手陣について知ることも出来たのだから助かったともいえる
けれどだからこそ、動画でラストイニングが観れないことが悔しく思いながら文字速報を待ち続けていた

そんな中にポンと置かれたパートナーの携帯
流れた実況者の声

本気で一瞬、訳が分からなかった
「あっそうかこの人アマプラ契約してた！」
と思い出すまでにラグがあったくらいに

「最高の瞬間を見逃さないで済んで良かったじゃん」
まさにその通りだ。本当の本当にありがとう