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読書日記_「いたいっ!」がうんだ大発明

絵本のある日常。
今日は、

『いたいっ!がうんだ大発明 ばんそうこうたんじょうものがたり(文:バリー・ウィッテンシュタイン)』2018年

を読んで感じたことを書きます。
(Wordpressで2020年10月に書いた記事をもと)

私たちが、切り傷を負った時に使う【絆創膏】の誕生秘話を描いた絵本です。

『他者を思う気持ちを育みたい』

選手育成でも、子育てにおいても、私自身の人生においても大切にしていること。

人を思いやるとはどういうことか。
そんなことを人から教わり、子供たちに教えています。
他者にやさしく。
人の気持ちに寄り添う。

私はトレーナーとして傷害治療や運動指導を施す仕事をしています。
常に心がけていることは、今目の前にあるトラブルや目的に目を向けつつも、その先にある未来と、その人の思いを考えがら処置や指導をしています。
現状を変え、未来を明るく。
他者を思う気持ちは、大きなエネルギーに変わります。
思う気持ちが十分だと、達成したときの喜びも大きい。
そんな気がしています。

この絵本でも、奥さんを気遣う思いが、絆創膏を発明した話が描かれています。
助けになりたい。
なにかできることはないかを本気で考える。
とても心温まる話で、娘と一緒に読み、優しさについて話をしました。

一方で、
ここ数年、人へのやさしさとは何かを考える社会になりました。
困っている人がいても素通り。
困っている事を装う犯罪。
人のやさしさに漬けこむ悪い人。

このような人の中には、人を困らせることで自身の存在を確認する心理があるそうですね。
困ったものです。

このまま人にやさしくしづらい社会になっていくのでしょうか。
とても違和感があります。

私は、仕事を通して、

他者の悩みに本気で向き合っている時って、力が湧くし思考も開ける

ことを感じています。
本気で人と向き合うことが少ないのかな。
子育てを通して【本気の教師】に出会います。
仕事を通して【本気のインストラクター(コーチ)】に出会います。
なにかに向き合う際の本気って、人に伝わる。
だからこそ、私自身も【本気であり続けられる】努力をしないとと思いました。
人を困らせて笑える人って、本気で向き合えるものに出会えていないのかな。

今日は、この絵本を読んで、感じた事を書きました。

3年後、5年後、このブログを読み返したときに何を思うか。
そんなことを楽しみに画面を閉じます。

ご清聴ありがとうございました。


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