53歳からの大学院(MBA→MOT)へのチャレンジ Vol.1

NOTE2日目、何を書こうかと思いましたが、私の人生の転機であった、53歳でチャレンジした社会人大学院のことについて書いてみたいと思います。


MBAに学ぶ動機

皆さんも様々な学びを日々実践していることと思います。その動機はさまざまで、資格取得、キャリアアップや転職などを目的としている方、いっぽう、ただ何となく興味があり学んでみようとした方々など様々かと思います。
また、学ぶ方法も読書、通信教育、通学などがあり、そのカリキュラムの数を掛け合わせると無限大になりますね。
私の場合、転職せざるを得ない状況になり、つまり二番目の動機がきっかけでMBAへのチャレンジが始まりましたが、その前に紆余曲折がありました。本日はこの点について少し書きたいと思います。

MBAの学び方もいろいろ

ビジネスマンなら少しは聞いたこともあるMBA(Master of Business Administration)に、私も例に違わず興味をもっていました。
まずは、今から12、3年ほど前、早稲田大学公開講座にMBA基礎を学べる講座があることを知り、学び始めたのがきっかけです。
世の中は震災の影響もあり、私自身も上司との折り合いが悪く、自分自身何かを変えなくてはと思いつつも、家庭やお金の問題もあり、当時できる方法としてはこれが精いっぱいだったと思います。
https://www.wuext.waseda.jp/course/list/
※今は開講していないようですが、ビジネスや英会話などの講座が多岐に渡り、もしご興味のある講座があれば、是非受講してみてください。

次は、2013年、早稲田大学と日経新聞の共催でMBAエッセンシャルという講座がはじまったことを知り、さっそく受講しました(たぶん私は第1期生?かと思います)。
今も記憶していますが、早稲田大学高田馬場キャンパスの大教室で講義があり、本当に多くの受講生が参加していました(恐らく300名くらいはいたと思います)。
田舎大学出身の私にとって早稲田大学キャンパスは写真でしか見たことがなく、授業開始1時間前にはキャンパスへ行き、早稲田大学の雰囲気をわずかな時間ですが味わっていました。
ちなみに修了するといただける「修了証書」を今も宝物として持っています。

修了証書

https://school.nikkei.co.jp/special/partners/mba_wbs/
※こちらは今も開講しており、少し値上がりしているようです。

二つのMBA講座の私なりの振返り

どちらの講座もMBAではどのようなことを学ぶのか?特に、最初の公開講座の講義は、非常にコンパクトにまとまっていてMBA初心者の私にとって非常に理解しやすかったと思います。
社内研修では中々頭に入らなったマーケテイング戦略等、この講座で学んだことを当時の業務で活かした記憶があります。
また、MBAエッセンシャルにおいては(今は進め方が変わっているかと思いますが)、大教室での開催のため、質問がしづらく、受講生同士の議論も、前後、お隣同士に限定されていたかと思います。
つまり、それなりに有益だったものの、本来のビジネススクールの最大の目的であるネットワークをつくることはできませんでした、というのが私の振返りとなります。

本格的にMBAへチャレンジする前に

本格的にMBAへチャレンジする前に、MBAでどのようなことを学べるのか?どのような受講生がいるのか?などが体験できるお試しMBAの例を実体験に基づいてご紹介いたしました。
さらに、明治大学大学院など、科目履修制度のある大学院もありますので、本格的にチャレンジする前に上手に活用してみてはいかがでしょうか?

科目履修生は、本科生の授業に参加するかたちになり、正式なMBAの授業に参加できることになりますのでとてもオススメです。
実際、私が通った明治大学では、「昨年まで科目履修生だったんだよね」という同期が何名がいました。
正しいことは言えませんが、本科生にチャレンジする前にすでに教授と顔見知りになりますので、本科生受験の際は少し有利かも知れませんね。

ついに転機が訪れる

MBAエッセンシャル修了後、約5年経過した2018年、ついに転機となる事件が発生しました。
それは、事件というほど大げさではないかもしれませんが、会社に「役職定年制度」が導入されることになったのです。
つまり、当時「部課長どまりのヒト」に分されていた私にとって、もはやこの会社での昇進(私にとっては承認欲求なものの機会)のチャンスがなくなり、悔しい気持ちで心がいっぱいでした。

私は、この役職定年制度がきっかけとなり、早期退職+MBA本科生のセットで人生のあらたなスタートを始める決断をしました。

次回は、早期退職+本科生へのチャレンジについて触れたいと思います。












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