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「現状の外」にゴール設定するコーチングの世界が想像以上だった話

RightTouchの経営者になって1年半が過ぎようとしています。特にこの1年間、初めて経験する経営者に悪戦苦闘しているというのが本音中の本音です。

have toまみれになり自分が果たしている役割に疑問を持つ中で、自分のやりたい/得意なこと(want to)がなんなのか、それに合わせて経営者として自分をどういう方向で進化させるのか、に悩んだ時に出会ったのがコーチングでした。

自分の最高に価値の出せるwant toを知り、そして自分の進化のために脳が持つクリエイティビティを発揮させるための「現状の外」のゴール設定をして、それに向かって歩むか。

認知科学を基にしたアプローチは、自分がイメージしていた怪しげな共感・傾聴だけする一般的に溢れるコーチングの世界とは全く異なっていました。

自分が一生賭けて実現したい、誰かのために貢献する「現状の外」のゴールに向かって、(実は残り少ない)仕事人生の有限な時間をどこに投資するのか、は非常に重要です。

義務(have to)をやっている暇はなく、want toに溢れてゴール達成に邁進する人生にするために、自分1人でコンフォートゾーンから抜け出すことは難しく、プロのコーチが必要になる訳です。

自分が実際コーチングのセッションを受けて、

①自分では認識できていなかった、自分の最高に価値の出せる能力であるwant toが明らかになったこと

②自分1人では設定できなかった現状の外にゴール設定ができ、自身が今より断然進化できそうだと感じたこと

②このコーチング自体を自分が関係する人たちに広めることができれば、自社の経営だけでなく、スタートアップ全体やその顧客に対する社会的なインパクトも出せると感じたこと

というところから、セッションを継続するのではなく、自ら学んでみようと、そのコーチングを指導するスクールの門戸を叩きました。

ここまで読んで、以下の方はぜひ本編も読んでみてください。

  • 今の自分を強烈に変えたいと考えている方

  • 私が言っている(いわゆる一般的ではない)コーチングに興味が持てた方

4000字超のnoteになってしまっているので、逆に現状に満足されている / 変える覚悟がない方や、悩み相談がしたいようなコーチングを望んでいる方が読んでも価値は少ないnoteになってしまいますので、ご理解ください。

それでは初めていきましょう。


私が学ぶコーチングはどう他と違うのか?

変化のスピードが年々増して、これまでの経験が通用しない時代に突入する中で、変化に合わせて新しいものを創っていける人だけが社会に価値を残せる時代。

通常とは異なるコーチングを通じて、「今ここにないもの」を生み出す力を引き出せるような本物のリーダー人材育成をすることを目的としたものです。

通常のコーチングは言語的に傾聴することを中心にカウンセリング的に捉えられていることが多いですが、私が学んでいるコーチングは脳や心、つまりマインドのカラクリのプロとして、「今ここにないもの」を生み出す力を引き出すために、人間が本来持つ想像的無意識を活用できるようにするコーチングする、これが通常のコーチングとは大きく異なる点です。

「今ここにないもの」を生み出すにあたって重要なのは現状ではなく、現状の外側にあるゴール設定です。

今の自分から進化する(コンフォートゾーンをズラす)ために、現状の外にゴール設定をする

人間はなかなか変われないな、と自分にも他人にも思ったことはありませんか?

人間は脳の機能としてホメオスタシスというものがあり、一定の状態、例えば季節に合わせてセンサリングして、一定に維持する力を有していて、変わらないことに相当エネルギーを割いています。

この一定に維持する力をコンフォートゾーンと言います。

コンフォートゾーンと聞くと何か安心できる場所というイメージがありますが、現状に戻したり、維持したりする力で、人間の本来持っていて、人間がなかなか変化しにくい、あらがえない機能だと捉えてください。

人間はなかなかコンフォートゾーンから抜けれない、だから変わることが難しい、それが普通なんです。

自分を変える、進化させるためには、今の自分にあるコンフォートゾーンをズラすしかない訳です。そのために必要なことが「現状の外」のゴール設定になります。

「現状の外」のゴール設定をすれば、脳の中で重要性が変わります。重要性が変わると、コンフォートゾーンがズレることになります。

コンフォートゾーンには二つ同時に保持できないという重要なルールがあります。現状の外のゴールを設定したとしても、人間は臨場感が強い方に戻るから、いつの間にか現状に引き戻されて元のコンフォートゾーンに戻るということがしばしば起きます。

私も運動不足解消で2日に1回走るぞ、と一念発起して始めたことでも1週間くらいたつと、結局継続できなかったりすることはこのカラクリを知るまで過去何度も繰り返しています。

振り返ってみると、ゴール設定がうまくできておらず、運動をやならい現状のコンフォートゾーンに強く引き戻されていたことに気付かされます。

人間変わることが難しい、の真実は脳の働きによるものです。

脳の重要性を変えるゴール設定をし、コンフォートゾーンをズラして、現状に戻らないようにするために、現状の外のゴールに対して臨場感が強い状態を保てるようにすること。

これを1人でやることが難しいため、コーチの存在が重要になるのです。

現状の外のゴール設定で脳が引き起こすことは?

脳は仕組みとして、今心の中で価値のあるものと、脅威になるもの、二つしか脳に情報を入れません。

それ以外の情報はシャットアウトして、極力計算量を増やさないようにする、積極的に何の情報量も入れない脳の機能がRASというものになります。

脅威がわかりやすいので、自分がアメリカの国立公園に一人でトレッキングに行った時の例を話しましょう。

それまでは「むちゃくちゃ綺麗な景色だな、これは日本で見れない!」とかテンション上がってたんですが、「やばい元来た道がわからない、遭難するかも」となったその瞬間からRASが発火されて、自分の目に入ってくる景色や音など全て遮断されて、元来た道を探すことだけに集中するとなったんですよね。

(当時遭難しかけた時のアメリカの国立公園)

で、無事「あっ、ここから来たのか」と自分のいる場所がわかって安心すると、また元の美しい景色が戻る、というような形で、人間の生命維持で本能的に取得する情報を取捨選択しているんですね。

このRASがあるからこそ、見えてない心理的盲点であるスコトーマが存在します。

現状の外のゴール設定をしたときには、脳の中で重要性が変わり、現状スコトーマとして隠れていたものが、ゴール達成に必要な情報として突然見えるようになります

これこそが脳が生み出すクリエイティビティなのです。

私はコーチングスクールに入学した直後に趣味のゴール設定をして、Jazz Pianoを3ヶ月後に1曲人前で演奏することにゴール設定しました。

もちろん、ピアノは一回も触ったことがありません。そこから2ヶ月後にはゴールを更新して、Jazzセッションをすることに。

そして、全くの初心者が初めて5ヶ月強経った最近にJazz Pianoのセッションを実施するところまで行き着いた訳です。

(死ぬほど緊張した人生初の人前でのピアノ演奏)

ゴール設定をした瞬間から、

・誰に習えば良いのか
・習いたい人にたどり着くためにはどうすれば良いか
・3ヶ月でJazz Pianoを弾けるようになるためには何をしたら良いか
・3ヶ月でJazzのセッションをするには何をしたら良いか
・毎日10分でも練習を続けるにはどうしたら良いか

などを脳が勝手に考えて、これまで自分ではキャッチできなかった情報を無意識に取得したり、方法が閃いたり、と自分の中で様々な奇跡を体験した5ヶ月強でした。

「今ここにないもの」を生み出すためには、無意識のクリエイティビティをフル活用する必要があります。

脳は過去→現在というような時間軸で考えることに慣れてしまっているので、現状のままだと未来は見出せない、そこからイノベーションは生まれないんです。

現状の外のゴール設定が重要だという理由はここにある訳です。

人間は無意識にゴールへ進む力があります。逆にゴールに近付けば近付くほど、クリエイティビティはなくなっていき、ゴールを達成した瞬間にクリエイティビティをやめるというのは人間の癖もあります。

自分のクリエイティビティを引き出すためには常にゴールを現状の外にあり続けること。ゴール設定は達成することが目的ではなく、更新していくことで、毎日でもゴール設定・更新していくのが理想です。

コーチングの力を体験してみませんか?

というように、現状の外側のゴール設定は人間のクリエイティビティを引き出すものなので、「今ここにないもの」を生み出す力を引き出すにはゴール設定は非常に重要なものです。

それと同時に現状の外にゴール設定をするためには技術が必要になるものでもあり、それこそがコーチングの力が必要であるということはここまで読んでいただいた皆さまであれば、ご理解いただけたと思います。

私がこれまでセッションを実施したお二人からも、嬉しくもこんな反応をいただいています。

自分を進化させたいと思う方は、やってみたいけど少し怖さがあるなとか、心がザワザワするかもしれませんが、ぜひセッションの世界に飛び込んでみましょう(私が通うスクールの関係上、9月中限定の募集となります)!

ただし、私の実施しているコーチングはキャリア相談やカウンセリングではないので、自分を変える覚悟が必要となります。

コーチングのセッション中はご自身で自分に向き合い、コーチである私が質問をしながら、今とは全く違うかもしれない本当の自分を掴むために現状の外をゴール設定をするため、自分の心と葛藤しながら苦しい時間を過ごす可能性もあると思います。

ちょっと自信がないという方はセッションを申し込む前に一回良く考えてみましょう。自分を変えることを真に望まない限りは、セッションでの効果はありません。本当に自分を進化させたいのか?と自分に問うことも、とても重要な時間なので、是非自分に向き合ってみてください。

是非受けてみたい!という方は、下記のフォームからお申し込みください。もし、自分ではなく受けさせたいと思う方がいらっしゃれば、このnoteを展開してください!私や私の仲間が、皆さんの状況に合わせて、担当させていただきます。

人生を賭けて達成したい現状の外のゴールを見つける良い時間にしましょう。 自己を進化させるために、これまでにない挑戦をしたい人、是非一緒にやりましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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