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【ツェルニー30番】No.28、No.29、続けて1回で合格

ツェルニー30番ですが、いよいよラスト3。終わりが見えてきました。No.28、No.29はそれぞれ1ページと曲が短いので、練習はいつもよりだいぶ楽です。

和音連打がテーマのNo.28

No.28は右手、左手の和音連打がテーマの曲。下手すると手首をガチガチに固めて、腕の筋肉の収縮のみで連打してしまいがち。ツェルニー30番をスタートしたころの私は間違いなくそう弾いていたでしょう。

でも、ツェルニーも終盤になり、その間、同じように和音連打のあるベートーヴェンのソナタ9番1楽章を通過してきた私にとっては、割と楽に弾ける曲でした。実際、30曲のなかではこの曲の難易度は「初級」みたいですし。

和音連打に関して注意されたことは、

・連打の際、和音がばらけないように注意
・連打を同じように弾かない。6連打を大きな1拍とすると、最初を強めに。残り5つを軽めに。

くらいでした。あと、いつもフレーズをダメ出しされるので、明確にフレーズを切って演奏していたのですが、

やり過ぎ。フレーズの間も連続しているように。でも、フレーズが切れていることはわかるように。

とのこと。以下の赤枠の部分ですね。

なので、フレーズ最後の音が短くなりすぎないように、音を弱めながら音を残しながらわずかに切るようにしたらOKとなり、このレッスン1回で合格になりました。

スケールを両手で分けて弾くNo.29

No.29は先ほどリンクを示した#78の記事の難易度では最後のいちばん難しい位置にあります。私も1つのフレーズを左右の手で受け渡して弾くのは苦手で、同じような練習テーマのNo.10で苦労した記憶もよみがえり、弾いていて嫌な気分になります。

でも、実はこの左右受け渡しは発表会で弾いたシベリウス/カプリスでも頻繁に出てくる音型。なので、いつの間にか、この音型をわりとうまく弾けるようになっていました。発表会でもN先生に両手での高速アルペジオを褒められたし。

しかも、カプリスのようにアルペジオではなく、No.29はスケール主体なので難易度は少し落ちるかな。なので、あとは転ばないように、粒がそろうように、受け渡しが目立たないように練習するだけ。

先生の前で弾いたところ、

まぁ、いいでしょう。

とのことでした。もう少し褒めてくれてもよさそうですけど、この先生に期待するのは無駄かも。あとは、以下のsfのところをちゃんと意識して弾くように注意され、そこを修正して、こちらもレッスン1回で合格になりました。

いよいよ、次回でツェルニー30番はラストですね。No.30は両手ユニゾンのスケールです。

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