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#92 ベートーヴェン/ピアノソナタ 10番 2楽章 合格 → 3楽章スタート

発表会明け最初のレッスン。次の発表会で何の曲をやるかで先生とすったもんだしました。。。

発表会の打ち上げのとき、席が一緒だった若い先生に、私が今回の発表会で弾いた曲の準備期間を話したとき、

大人の生徒としては、それは短すぎます!

と、びっくりされました。私の先生も

「1年かけて準備する人もいます」

と私にこぼすように、先生方、私双方とも準備期間が短いという自覚あり。なので、早めに今から次の発表会用の曲を決めようとしたわけですが、レッスンに対する見解の相違で毎度揉めます。

私の希望は、以前から変わらず。
発表会で弾く曲を、つまり、私が今さらうべき曲を、私の現状に合わせて、適切に先生に選んでほしい。。。その1点につきます。

しかし、先生は選んでくれません。大人は好きな曲を自分で選んで弾くべきという考えを曲げないからです。なので、お互いいつも平行線。

私の好みは、基本的に軽いタッチで弾ける小品。しかし、浅いタッチに問題を抱える私には、これを長時間さらうというのは練習の弊害になります。

だから、メインの曲は発表会用で練習用にもなる先生が選んだ曲、自分の好きな曲はオマケ扱いというレッスンを望んでいるのですが、それが受け入れてもらえません。なので、仕方なく、自分の好みの軽く弾ける曲で、クープランの曲を発表会用に提案すると、

それはチェンバロの曲ですよね? それはちょっと。。。

と難色を示します。だったら、先生が選んでくれればいいのに。子供には選んでいるのだから、やろうと思えばできるはずなんですが。

というわけで、次回だいぶ時間の空く発表会の日取りが決定するまで、曲決めはペンディングすることになりました(これが準備期間が短くなるいつもの原因)。そして私の希望で、発表会用のグラズノフの練習でしばらく放置状態だった、ベートーベンのソナタのレッスンを再開することにしました。

ベートーヴェン/ソナタ 10番 2楽章

途中でレッスンが放置されていたのは2楽章。このnoteでも2楽章について書いたのはこの記事が最後

その後も1~2回?レッスン受けましたが、確か、前回のレッスンは最後の右手がアルペジオになる変奏部分の譜読みが不十分でした。そのほかの部分も、拍子感やリズム感のダメ出しを散々されて、正直嫌気がさしていたっけ。

でも、私は発表会で弾いた曲をメインにレッスンを受けていた間も、ベートーヴェンのソナタみたいな曲はツェルニー同様、日々の練習に欠かせないものと考えているので、1楽章も2楽章も欠かさず練習しました。ダメ出しをされなければ、嫌気もささないし、練習を継続するのは割と好きなので。

練習時間は十分はとれたので、自分なりの弾き方というか解釈で、2楽章を完成させました。と言っても大したことはしてません。

私は強弱をつけるのが苦手だし、以前、先生に

ppの弾き方? 10年早いです。ソフトペダル踏めばいいのでは?

と言われたので、先生の言う通り、ppの部分はソフトペダルで。
それと対比させるために、sfrinfの部分もサスティンペダルを踏むだけ。全体をただ淡々と弾き、強弱はすべてペダルで表現することにしました。

さらに、sfの部分はネバつくような重い感じで、暑苦しく急にテンポを落として弾くようにしました(以下のような部分。赤い分が終わると急に我に返ったようにテンポアップ!)。

正直自分でもほんと「暑苦しくて鬱陶しい弾き方だな」と思いますが、それがベートーヴェンに対する私のイメージでもあるので、違和感はありません。

それを先生にお披露目したところ、

そう弾きたいということなら、それでいいんじゃないんですか。

と、やる気なさそうなお言葉をいただき、合格になりました💦

ベートーヴェン/ソナタ 10番 3楽章

2楽章のレッスンが早く終わったので、引き続き、3楽章をやることに。

この曲は、ベートーヴェンらしからぬ何とも軽い感じがしてよいですね。10番のなかではいちばん良い曲だと思います。1、2楽章に比べて譜読みも楽だし。しかも、3/8拍子=1拍子感覚で弾けるので、ダメ出しばかり先生からいただいている拍子感の悪い私にとって、粗が目立たないのもいいです。

なので、発表会後、レッスンまでの1週間で、たどたどしいですが最後まで譜読みできました。ただ、テンポ上げると難しいです。特に左手が。

先生は、発表会直後なのに私が3楽章の譜読みしていたことに驚いていましたが、とりあえず、最初の方からスタート。案の上、以下の左手がバラバラになり上手く弾けず、左手の拍頭をアクセントにするなど、その場で何度も繰り返し練習させられます。

レッスン後、先生からは、

テンポをゆっくりで練習すること。その後、テンポを上げましょう。

ということになりました。正直、テンポを落とすと、この曲のいいところが台無しになりますが、仕方がありません。ベトソナはあくまで練習のための曲、ということで、先生に素直に従って、テンポを落として練習してくることにします。

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