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#12 ピアノのレッスン(3月 3回目)

 今回(いつも?)のレッスンでの出来は全体的にいまいち。

🎵おとなのハノンはダメな日で、いろいろ弾き方の注意を受けながら合格。
🎵バッハ/シンフォニア 2番は同音連打の課題がクリアできず。さらに基礎的なことを注意を受けて撃沈。
🎵モーツァルト/ピアノソナタ K.333 3楽章は、ついに知りたかったペダルの踏み時を全小節分教えてもらえました。

おとなのハノン

🎵10 2-3、3-4のトリルのトレーニング(G移調)

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 今回のパターンは左手の3-4のトリルがあるので苦手です。先生から「フレーズ最初の音が弱い」手首が全然動いてなくて指だけで弾いている」と指摘されました。最初の1、2拍で下から回すように手首を使い、3、4拍で少し手首を上げて力を抜いてトリル部分を弾くようにその場で直されました。あまり出来はよくないですが、合格にして次に進みます。G移調のハノンも半分まで来ました。でも、最後まで行ったら今度はF移調か、D移調でやるんだろうな。。。

バッハ/シンフォニア2番

 前回、指摘されたフレーズの同音連打の部分。意識して弾けるようにと、すべての箇所にピンクの蛍光ペンで印を付けました。

「カラフルになりましたね」

と、ちょっと苦笑いの先生。

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 結構、弾けるようになったし合格するかも!?と思いながら弾いてみたのですが、先生によるとまだ同音連打の前の部分がスタッカートに聞こえるとのこと。自分ではちゃんとテヌートで弾いているつもりだったので、ちょっと凹みました。相変わらずダメ耳のようです。そして、それ見たことかと言わんばかりに、

 「(同音連打で弾くことを)自分で必要だとちゃんと認識しないと、弾けるようにはなりませんよ」

と追い打ち。まぁ、確かに蛍光ペンで印付けるだけで弾けるようになれば、誰も苦労しません。さらに指でつなげて弾くのが嫌ならペダルを使うか、もしくは同音連打部分だけでなく、フレーズ全部ノンレガートで弾きますかと言われる始末。さらに追加で、

「フレーズの最後の音が大きい。全体的に弾き方がタイプライターみたい。理系の人はそういう弾き方が好きな人が多いですが。。。」

とのことです。理系うんぬんは先生のただの偏見だよなぁ、と思いましたが、フレーズの処理の雑さやタイプライターみたいな弾き方はその通り。というか、小学生のときに習っていた先生に散々、嫌になるほど言われ続けたことです。結局、大人になっても治っていません。

 ちょっと、アダルトチルドレン的な考えかもしれませんが、私にとって大人で再開するピアノって、子供のときのレッスンでコテンパンにやっつけられた自分の中の子供の心を、大人になった自分が今度こそ救ってあげようっていう目的もあるような気がします。でも、現状は、大人の自分もコテンパンに返り討ちにあって、子供の自分の心と一緒に肩を並べて、膝を抱えてしょんぼりしている状態。

 多少、難しい楽譜も読めて、指も動くし、音を並べるだけならできるけど、基礎的な表現力が欠如していいて子供の頃のままなのでしょう。どうしたら弾けるようになるか先生とちょっと議論しましたが、具体的な指示はなし。ひとまず同音連打部分の弾き方は変更せずに「練習して直してきます」ということで落ち着きました。

モーツァルト/ピアノソナタ K.333 3楽章

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 思いのほかシンフォニアに時間が取られましたが、今回のレッスンのメインの目的は、さっぱりわからない、K.333 3楽章のペダルの踏み時

 まずは、先生に何度も「別にふざけて弾いているわけではありませんよ」と念押しし、ほぼ1拍、ところどころ半拍置きにほぼ全部ペダルを踏み、2ページ分ほど風呂場で鼻歌状態で一気に弾きました。

「ペダルを踏みすぎなので、減らしていきましょう」

とのことなので、最初の小節から少しずつ弾いて、先生に確認してもらったり、判断してもらったり、修正指示をいただいたりして進めました。そして大体の基本ルールがわかってきました。

・休符があるところは踏まない
・スタッカートで弾くところも踏まない
・モーツァルト特有の細かいスラーは前の音だけ踏む
・16分音符の連続でコロコロした部分は、2/2拍子の1拍目だけ踏む
・91小節~等、繊細なフレーズは足をのせただけのペダルを踏みっぱなしで
など

 いきなり「ペダルは耳で踏む」でははなくて、こうした音型やフレーズから判断するペダルの踏み方を手始めとして最初に知りたかったです。遠回りしましたが、やっと知りたかったペダルの踏み方を教えてもらうことができました。基本パターンがわかれば迷いがなくなるし、こっちのもの。あとは同じパターンのところは同じ踏み方をすればよいだけなのでサクサク進みます。

 迷いなくどんどんペダルを踏みながら弾いていくので、これについて先生はちょっと驚いていました。シンフォニアでちょっと言い過ぎたと思ったのか、K.333の3楽章では先生が何となくやさしくて、レッスン時間オーバーしましたが、結局最初から最後まで、私がやりたいような形で先生が確認に付き合ってくれました。

「ただ、”ペダルは耳で踏むもの”なので、ホールで弾くときは、響きに合わせてさらにペダルを減らします。そのときはまた指示します」

とのことなので、もしそのときはまた確認をお願いしようと思います。この曲のペダルの基本パターンがわかったので、後は響きに合わせてマイナス調整(ペダルを減らしたり、効きを弱めたり)するだけなら、「耳で踏むペダル」の調整が自分でできるかも。

あと、相変わらずペダルの踏み方が急だったりしますが、

「普段からペダルを踏むようにしていれば、だんだんうまくなります」

と、励ましてもらいました。こちらも気長に練習を続けようと思います。しかし、今回もまた、ホルベアを全然できなかったです。

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