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2組目『SUPER BEAVER』〜“あなた“に届く歌を

もう何回も何回も言いすぎていい加減ウザいかもしれないが、V6を失って抜け殻のようになっていたわたしを、救ってくれたのがSUPER BEAVERである。

1番最初にハマったのは渋谷龍太(通称ぶーやん)の動画だが、今は柳沢亮太(通称やなぎ)も上杉さんも藤原さんもみんな大好き。

1.SUPER BEAVERの好きなところ

まずはぶーやんのパフォーマンスが素晴らしいところ。
ここは外せない。
歌がうまい、ってのもそうだけど、そもそもぶーやんのパフォーマンスは、全体的にフロントマンの鏡すぎる。
圧倒的な声量、的確なピッチの取り方、リズム隊の動きをキチンと把握して“見ている“ところ、自信満々な立ち振る舞い、お客さんに対する煽り方、表現豊かな語り口、自分の魅せ方、表情の作り方。
並べたらもうキリがない、マジで。

これ、自慢じゃないがわたしほとんど出来てない。
まず堂々とステージに上がるとか無理だし、MCとか何喋っていいか未だにわからないし、声量はリズム隊に負けるし、ピッチも正直自信がない(ボーカルとしてどうなの

渋谷龍太という人に出会って、自分自身の不甲斐なさに打ちひしがれたわたしは、旦那指導の元、
目指せぶーやん!フロントマン改造計画
を始めているのだが、まアこれはまた今度。
渋谷龍太について語るときにでも詳しく話そうと思う。

次に好きなのが、バンドとしての一体感である。
これはファンの欲目もあるのかもしれないけど、SUPER BEAVERはボーカルも楽器隊も、誰1人置いていかれることがない。
個々がそれぞれの光を放ち、全員が同じステージに、同じ立ち位置に立っている。
これは別に、みんながみんな目立とうとしているとか、そういうことではなく。
全員が、SUPER BEAVERとして求められている役割とキチンと向き合っている、というか。

それと、SUPER BEAVERの楽曲は、楽器隊が一緒にコーラスしたり、下手したらワンコーラス歌い切ったり。全員でSUPER BEAVERやってるんだぜ!感が強いので、聴いていて面白いし楽しい。
これはやなぎの楽曲の作り方が上手いんだと思うけど、その辺がバンドとしての一体感を生み出しているひとつの要素だと思うし、やなぎの曲って、意外とその辺も全部計算し尽くされてる気がしたりする。

ちなみにわたしはこの秘密っていう曲の時にするメンバー紹介が大好きなんだけど、ぶーやんが紹介を言うすっごい短い一瞬の間に、全員のソロパート入ってるのすごくないか。
てかぶーやんだけじゃなくて、楽器隊全員がビシッと合わせてくるのすごすぎる。


2.やなぎとぶーやん


SUPER BEAVERを語る上で欠かせないのが、ギタリスト柳沢亮太である。
SUPER BEAVERの楽曲のほぼ全てを彼が1人で作っている。

これはギタリストの旦那談ではあるが
「SUPER BEAVERの曲にギターソロが少ないのは、やなぎが“この曲にギターソロはいらない“と単純に判断してるからだと思う。
それは曲の完成度を高めるためって理由もあるけど、ギターソロっていうのは言ってしまえば“ギターの自己満足、寄り道“みたいなものだから、SUPER BEAVERみたいにメッセージ性の強い曲を作るのであれば、そういう余計なものはいらない、と判断してるんだと思う」
だそうで。

わたしも確かにそう思うと言うか、やなぎはあくまで“ボーカル渋谷龍太“の歌声を惹き立てる事、SUPER BEAVERとして相応しい曲を作る事、にこだわっていて、自分のやりたい事とか、したい事っていうのは、結構二の次にしてるような気がするんだなぁ。
じゃないと、あんなにあんなにピッチがビタっとハマった曲って作れないと思うのですよ。
やなぎはきっとぶーやんの好む音域とか、出しやすい場所とか、ぶーやんが1番カッコ良いところとか全部もう理解してて、それを踏まえて曲を作ってる感じがすごくする。

意外とこれできるバンドって少なくて。
みんなどこかで自分のカラーが強くなっていったりとか、そのうちボーカルが曲を作り始めたりとかしていくんだけど。
SUPER BEAVERはそれがないから、昔から一貫してブレない曲を作り続けていけてるんだと思う。

そしてその曲に込められた意味とか意義とか、そういうものを全て正しく汲み取って歌い上げるのが渋谷龍太という人で。
この2人の関係性っていうか、繋がり、絆ってものすごく強いものがあると思う。
え、やばいめっちゃ尊い……。

『東京』の記事でも述べた通り、やなぎの作る歌は、いつだって愛に溢れていると思っていて。
でも愛の解釈ってそれぞれ違うわけだから、同じ言葉でも受け取り方って大体みんな違うと思うわけですよ。
だから、受け止め方が少しでも違ったら、伝え方も伝わり方も異なってしまう訳であって「こういう事を言いたいわけじゃなかった」って、曲を作った人間が思ってもおかしくない。

なのに、ぶーやんはそのやなぎの作る“愛“の言葉を、とても真っ直ぐに捉えているというか。
この2人の解釈って基本的に常に一致してると思う。
それはやなぎが、ぶーやんの語る言葉を覚えていて、それを歌詞に取り入れるからっていうのもあると思うし、解釈を一致させる為に、色々と会話を重ねているのかもしれないけど。
最大の理解者が隣にいるバンドってめちゃくちゃ貴重だと思っているので。
この2人にはずっとこの関係性でいてほしいと一ファンとしては願ってます。

3.リズム隊としての役割

上杉研太と藤原広明。
この2人がいなければ、SUPER BEAVERは絶対に成立しない。
個人的に、SUPER BEAVERで1番純粋に技術力が高いのは、ドラムの藤原さんだと思っていて、たぶんSUPER BEAVERのドラムが藤原さんじゃなかったら(当たり前かもしれないけども)、ここまでSUPER BEAVERが売れることもなかったんだろうなーと思っている。
ライブを観ればわかるけれど、このリズム隊の安定感ってすごくて、基本バンドはドラムかベースがブレたらもうおしまいなので、この2人が横にいてくれるっていうのは、ボーカルもギターもめちゃくちゃ安心できるだろうなと。
どんな時も絶対ブレない、土台を支えてくれてる2人の技術力は素晴らしい。

ちなみにウチのバンドのベース談では、上杉さんのベースは普段はシンプルなのに、時々めちゃくちゃ動いてくるから弾くのが苦手らしい。

前述したSUPER BEAVERとしての役割に徹するって結局こういう土台としての役割って事で、この2人は決して自分が前に前に!って出るタイプじゃないけれど、上杉さんと藤原さんがあくまでサポートに徹していてくれているから、ぶーやんもやなぎも好きなように動けるところがあると思う。
だからバンドとしての一体感が出るし、結果として全員が同じ立ち位置に立って演奏できているんだとわたしは考えている。

てか突然だけど上杉さんってかっこいいですよね(急にどうした)
わたし的にはSUPER BEAVERで見た目が男前だと思うのは上杉さんだと思う。めちゃくちゃお洒落さんだし。
てかSUPER BEAVERみんな柄物の服好きすぎる問題。

ベースって基本重いからベーシストってガタイが良くて筋肉質な人が多いんだけど、上杉さんもほどよく腕から肩にかけて筋肉ついてて良い感じだし。
ぶーやんとやなぎが細いから相対的に、よりそう見えるだけかもしれないけど。逆に藤原さんはもうちょっと太ってもいい。
ぶーやんはフロントマンとして外見に命かけてそうだから何となくわかるんだけど、上杉さんも地味にものすごい頻度で髪型とか色変えてたりとかして。
ちょっと毛根が心配。
まあベースってハゲてもカッコいいパートだけどね!!

4.「あなた」に届く歌を。

やっぱりSUPER BEAVERを語るなら最後にこれは外せない。

SUPER BEAVERは自分達で公言している通り、いつも「あなた」に届く歌をうたっている。
「あなた達」じゃなく、「あなた」に。
一対一で、真正面からぶつけに来てくれるバンドである。

どこかのライブでぶーやんがぶち上げてた煽り文句に「束になってかかってくんなよ!お前がひとりでかかってこい!!」というのがある。
わたしはこの言葉を聞いた時に、この人達に一生ついていこうと思った。

何千人も、何万人もいる会場の中、一対一で相対するってのは夢物語で。
数十人規模のライブハウスだってたぶんそれは難しくて。
でもそんな夢物語を堂々と、言い切ってくれる渋谷龍太だから、みんなついていこうと思えるのだと思う。

結局、SUPER BEAVERと向き合うのは自分自身だから。
自分は他の誰かになれるわけじゃないし、他の誰かの視点で彼らを見るわけでもない。
だから、ぶーやんがわたしの方を見て歌って、楽器隊の音が直で鼓膜を震わせているなら、確かにそれは一対一なのだろう。

一対一で向き合って、全身で音楽を浴びて。
また今日も一対一で励ましてもらう為に、SUPER BEAVERのライブに通う。
次回、7月の国際フォーラム。
今から会うのが楽しみで仕方ない。

もしもサポートをいただけたら。 旦那(´・ω・`)のおかず🍖が1品増えるか、母(。・ω・。)のおやつ🍫がひとつ増えるか、嫁( ゚д゚)のプリン🍮が冷蔵庫に1個増えます。たぶん。