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やりたいことが見つからない病にかかっている話 - 海外に移住して自分のキャリアに悩む、やりたいことって本当に必要なのか?

こんにちは。Ramawayです。
このブログはドイツへ移住している or これから移住予定のある方に
少しでもお役に立てるような情報を発信したいと思い記事を投稿しております。

今日はいつもと違って、
私が迷走しているキャリアについてお話したいと思います。(誰得…?)

「やりたいことがない、探してるけど見つからない!」
そう思う方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
現に私もその1人です。
なんならこの症候群にそろそろ正式な名前を付けて、誰かに医学的な説明をして欲しい!!なんて思っているくらいです。(笑)

昨今、仕事や働き方が多様化しそして可視化されました。
「好きなことで生きていく」というキャッチフレーズは流行りましたよね。
やりたいことが見つからない病の皆さん、焦りませんか?

「好きなことで生きていくってなに?
自分の好きなこと、やりたいことが分からない!」と。

私は日本にいるときからたまに考えることもありましたが、
ドイツに移住して、勤めていた会社を辞めフリーランスになり
自分のキャリアについて改めて悩むようになりました。


ドイツへ移住してから、ますますやりたいことがない自分に焦り始めた

私はドイツへ移住する前まで日系のIT企業で働いていました。
会社規模もそこそこで上場していたので、一緒に働く同僚の中には
上場企業で働いていることにやりがいを感じている方もいました。

私は元々会社のネームバリューに興味がなく、
様々なプロジェクトを担当させてもらいましたが、
「やりがい?仕事楽しい?
仕事なんてあくまでも生活するための手段でしょ?」
なんて思っていました。

収入も1人で生きていくには十分でしたし、
週5日で働いてそこそこ忙しい職種だったので、
平日夜に先輩や友人と飲みに行き、ガス抜きしたり。(愚痴を言い合う)
週末は友人と会ったりパートナーとどこかに出かけたり、業務の勉強したり。
そんな毎日を過ごし、あっという間に年月が過ぎていきました。

今思えば、目の前のことをやり切るのに必死で
自分のことを省みる余裕なんて精神的になかったかもしれません。

ドイツへ移住することが決まってから、
"会社員"という肩書がなくなった分、自由な時間が増えました。
副業NGなんて言われることもなく、仕事の選択にも制限がなくなりました。
会社員時代は、リモートでフリーランスができる生活にとても憧れていたので、夢が叶ったといっても過言ではありません。

なのに、自由が増えたことで悩んでしまったのです。
私は私のやりたいことを見つけなければいけないんだと。
もはや強迫観念です。病です。

こんな時、私の視野は超狭くなっておりますが、本人は気づいていません。(笑)
やりたいことが見つからない状況にだんだん苦しくなり、
「やりたいことがない自分は、ダメな奴なんじゃないか?
能無しなのではないか?」
とぐるぐるどんどんネガティブな思考になっていきました。


悩んでみてたどり着いたこと

まだ私のやりたいことは探している途中ですが、
色々悩んで、やりたいことを見つけるには4つのことが重要だなと感じました。

1.今の生活を整える

2.街中に出たり色々なものに触れてみて、自分がいいな!と思った感情を深掘りしてみる

3.やりたいことを「探そう」としている時は見つからない。とりあえず興味を少しでも持ったものをやってみる

4.とにかく焦らない

1.今の生活を整える

マズローの五段階欲求にもある通り、
人間はまず自分の生命の危機を回避したいという
生理的欲求、安全の欲求があります。
自分がまず安全に生活できる環境が整っていないと、
正常な判断ができる状態ではなく、精神的な余裕もないので
「自分が本当にやりたいこと」なんて出てこないんです。

自己実現とか承認欲求とかそんなことを考える前に
まずは明日食べるもの、寝るところの確保ですよね。
日本に住んでいたら、そこまでの飢餓状態に陥ることは少ないかもしれませんが、精神的に疲れている状態も同じことがいえます。

まずは大変な環境にある方、
自分の将来について考える精神的な余裕がない方は、
ご自身の身の安全の確保と、少し今の私生活に余裕を持てる生活にできるよう少しずつ改善していく方をまず先に優先する必要があるかなと思います。


2.街中に出たり色々なものに触れてみて、自分がいいな!と思った感情を深掘りしてみる

自分を知る、自己分析するなんていう言い方もされますが、
自己分析しなければ!でもやり方もよく分からない!と
またぐるぐる悩んでしまうので、
まずは日頃簡単にできるライトなところから。

色々なものに触れる・経験する時に
自分が「いいな!」と感じた感情を深掘りします。
すると、自分がどういうものに興味があるのか、
おのずと分かるようになるし、何度も繰り返すと共通項が出てきます。

なぜそれに対していいなと思ったか?どんなところに魅力を感じたか?
そんなことを繰り返していくと、
そういえば、過去にもこういうことがあったな~なんて過去の記憶が掘り起こされたり。
「自分はこういうことに興味があったんだ」と
第三者的な目でいきなり気づくことがあります。

そこから自分の好きなものというのがおのずと分かるようになります。


3.やりたいことを「探そう」としている時は見つからない。とりあえず興味を少しでも持ったものをやってみる

これは私が一番体現していることなのですが、
「自分のやりたいことを見つけなければならない」といった、
義務的な感情を持っている時点で、
自分の思考が狭まっているので見つからないということに気づきました。

そしてやりたいことは、やってみないと分からないということ。

例えば私の場合、
まだ何もトライしていない状態なのに、
お金にならないから、他人から批判されるかもしれないからなどと、
勝手に条件をつけて、選択肢をどんどん切り捨てていたんですね。

これでは新しくトライすることができず、
やってみないと分からないこともあるのに
何も踏み出せなくなってしまいます。

自分の中で行動する前に
無意識に条件を付けて選択肢を除外してしまっている方、
結構いらっしゃるのではないでしょうか。

すぐに収益化を求めてしまったり、
理想と現実にものすごくギャップのある遠い未来をいきなり考えてしまったり…

とりあえず趣味から始める。
自分が少しでも興味を持ったことを
実際にやってみることがいいんじゃないかなと思います。

例えば私の場合、
「情報発信」するお仕事に昔から興味はあったものの、
一歩踏み出せていなかったので、環境ががらりと変わる
ドイツ移住を機にブログを始めることにしました。
今はこのNoteのブログと、Youtubeを定期的に更新しています。

登録者数もまだまだなのでぺーぺーではありますし、
職場の同僚や友人に見られるかもしれない!という
恥ずかしさもまだぬぐい切れてはいません。
こういった活動を行う上で見知らぬ方に批判されるかもなんて
考えてしまうこともありますが、
継続していく中で少しずつやる前と実際にやってみた後で
想像していたイメージとかなり変わり、
また別の面白さも感じるようになりました。

一歩踏み出したことでまた新たな選択肢も増えていくなと
しみじみ感じています。

結果がどうなるにせよ、
トライしたことは自分の経験となります。
考えてみたら、マイナスなことなんて1つもないんですよね。


4.とにかく焦らない

とにかく焦らない。
やりたいことはそんなに早く見つからない。

というか、やりたいことなんて別になくたっていいのです。

キラキラして見える多くの人が、
最初からやりたいことが明確だったわけではないと思います。
同じことをずっとやってきた人なんて本当に少ない。
色々試行錯誤して、紆余曲折あって
今の仕事に繋がっている、やりたいことができていると、考える方が多いのではないでしょうか。

幸福に生きることが一番なので、
まずは日々の日常で自分の心が豊かに生活できる環境作りをしてから
ゆっくり考えればいいものなのではないかと思います。

なにに対して幸福を感じるかも人それぞれ。
どんな選択をしようと、正解はありません。

やりたいことがないのは普通なことなのです。

私もゆっくり探そうと思います。

おわりに

いかがだったでしょうか?
私もまだまだ探し途中ですが、日本にいるときよりも
少しずつ自分と向き合う時間を作ることができて、悩む時間が少なくなりました。
これからも自分のペースで色々なものに挑戦していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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