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心電図学習を妨げる三つの要因が明らかに!?

看護学生のみなさん、朗報ですよ!

これまで心電図学習を妨げていた要因が私の手によって明らかになりました!笑

いままで心電図を見たら心を無にしていませんでしたか?

看護学生の学習内容の中でも困難な部類に確実に入るであろう心電図。

その学習方法をお教えします。

この記事を読み終わる頃には
「心電図を学習してみよう!」
と、きっとなるはずです。


では、タイトルにあるように
心電図学習を妨げる三つの要因を発表します。

①T波の謎
②優秀すぎる心電図
③カテゴライズ困難な不整脈

どうですか?
まだよくわからないと思うので下で詳しく説明していきます。


①T波の謎

心電図を学習するときには、
P波、QRS波、T波をまず習うと思います。

P波=心房の興奮
QRS波=心室の興奮

は、わかるとして
T波=心室の再分極
「、、、、、は?」

ってなる学生が多いですよね。

僕も学生の時にここで躓きました。
心電図に馴染みのない学生からすると
T波って謎なんです。


ところでみなさん、
サッカーのワールドカップ見ましたか?

今回の大会は本当にPKの大切さを
知るところとなりましたね

サッカーのPKと心電図

実は似てるんです。

審判がホイッスルを吹く=P波
選手がボールを蹴る=QRS波

ね、似てるでしょ笑

でも実はホイッスルの前に大切なことがありますよね。

そうです。選手の心と身体の準備です。

精神統一して息を整えて、
選手はホイッスルを待ちますよね。

実はこの時間がT波なんです。

「心臓いつでもうごかせますよ!」

そう言ってスタンバイすること=T波
なんですね!

なので、
P⇒QRS⇒T ではなく、

T⇒P⇒QRS  が正しいのです!

スタンバイ⇒ホイッスル⇒シュート

⇒スタンバイ⇒ホイッスル⇒シュート

これを心臓は繰り返しているんですね。


どうですか?
少しはT波が親しみやすくなった気がしませんか?

再分極だとか活動電位がどうだとか

小難しいことは心電図に慣れた後で。

まずは雰囲気を知ることが大事です。


②優秀すぎる心電図

心電図って不整脈を見るものって
イメージありませんか?

たぶん、そう思ってる学生も結構いるはず


でも実際は、

不整脈だけでなく、心拡大や心肥大、
虚血性心疾患、電解質異常など、、、

たとえば、
心房細動、ST上昇、高K血症、軸偏位など、

ごちゃ混ぜで学習している人いませんか?

同じ心電図ですが、種類が全く違います。

一緒に学習しようとすると
たぶん「ん?」ってなります。

心電図を慣れていない人は

まずは不整脈を学習することをお薦めします

理由は、
心電図=不整脈のイメージが強いから


今紹介したように
心電図っていろいろわかるんですよね。

非常に優秀です。優秀すぎるんです。

だからこそ、慣れない人は
思考が散らばるんです。

知らず知らず、
あれもこれもで学習してるんですね、


まずは不整脈だけ。
慣れてきたら虚血性心疾患の心電図

といったふうに
分けて学習してみてください。


③カテゴライズ困難な不整脈

では、不整脈に絞って学習をするのですが、

不整脈のカテゴライズってとても難しい。

頻脈性不整脈
心室期外収縮(VPC)
心室頻拍(VT)
心室細動(VF)
心房細動(AF) など
カテゴライズしますよね?

ん?

VPCって脈拍数減少するんじゃないの?
VFって脈打たないよね?

AFも徐脈の時あるよね?

本当に頻脈なの??

ってなったりします。


別のカテゴライズとして、

心室性不整脈
心室期外収縮(VPC)
心室細動(VF)
上室性頻拍(PSVT)

ん?

んん?


PSVTって上室って書いてるやん。
心室性で合ってるの?

とかなったりしますね。


不整脈ってカテゴライズが難しいです。

なので覚えにくいんです。

なので、覚えるのは限定するのが正解です。


では、限定するのはどれか。

心室三兄弟(VPC、VT、VF)
心房細動(AF)
房室ブロック

一旦他は忘れて
これだけ覚えてみてください。

たったの6つだけ

これがわかれば心電図の他のが理解できるようになります。

そしてこの6つが国家試験でよく出ます

きっと覚えることが出来るはずです。


いかがでしたでしょうか?

心電図学習は

P波、QRS波、T波
それぞれがイメージできるのがスタート

そして不整脈の一部以外、切り離して学習する

この条件が満たされれば
さほど難しくありません。

この記事を読んで
ちょっとでも心電図が近くに感じれたなら
嬉しいです。

心室三兄弟や他の不整脈の解説は
ちゃんと丁寧に
後日書きたいと思います。


今回は意外と長文になりました。
ここまで読んでいただいた方、
ありがとうございました。

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