#20)今日の好き曲『High legacy/blank paper』
以前のブログでも書いた新日本プロレスのジュニアヘビー級の大会、「BOSJ(ベスト・オブ・スーパー・ジュニア)」が先日6/3(金)に幕を閉じました。
AB両ブロック10名ずつの計20名で争われた本大会を振り返ると「楽しかった!」の一言なんですが、さすがにそれだけじゃ語り足りないので大会公式テーマ曲の『High legacy』を挙げつつ個人的な総括を時間と字数が許す限り書き殴っていこうと思います。
なお「High legacy」を歌っているユニット「blank paper」については失礼ながらこの機に聞くまで知らなかったんですが、一聴した時点で「コレ倖田さんちのく~ちゃんじゃね?」みたいなビビっと感がありネットを叩いてみたら少なくとも現時点では”正体不明”とのこと。
その辺の追加情報が解禁される日も併せて楽しみに待とうと思います。
にしても公式PVがまぁ~アガる。
ではここから個人的に印象に残ってる部分を中心にザックリ振り返っていこうと思います。
まず結果からいうと総合優勝は高橋ヒロム選手となり、本人的には
3連覇かつ4度目の優勝とのこと。すごい!おめでとうございます!
髪とコスチュームの配色からパフォーマンスに言動まで全てがド派手でひたすら華のあるヒロム選手。
そんなヒロム選手、Aブロックの総当たり戦序盤では負けなしで進んで(あわや全勝優勝か?)と目されるも、中盤で策士・金丸の執拗な足責めに捕まったところから悪夢の三連敗。
そうして最後までハラハラさせつつも、最終戦で因縁のライバル石森選手に勝利してブロック代表を勝ち取って更に優勝までしちゃうという圧巻のエンターテイナーっぷりでした。
そして残念ながらそのヒロム選手に最後の最後で敗れてしまったのが何を隠そう僕の推しレスラーであるエル・デスペラード選手。
そんなデスペ選手の予選を振り返ると、自分含めBブロック全体を「地味なメンツ」と卑下しつつも、たびたびの発信が実って新日本外部から有力選手の招致を実現させたり、試合をするなかで対戦相手一人一人の魅力を最大限に引き出しながら勝ち続けたうえ、最も多く大会のメインイベントを締めるなど、誰よりも今シリーズに貢献したBOSJ29の功労者だと個人的には思っています。
だからこそ今大会で優勝して、勢いそのまま石森選手からIWGPジュニアのベルトを奪い返して欲しいと強く願っていたんですが、最後は紙一重の攻防でヒロム選手に敗れ、惜しくも準優勝に終わりました。
ただ今大会をデスペ選手中心に見ていたからこそ各選手の新たな魅力に気付けたりプロレス全体の面白さを再確認できたので、やっぱり自分はデスペさん推しで良かったなと思いますし、感謝を込めてお疲れ様でしたと言いたいです。
そしていつかサイン会にも参加したい!
印象に残った試合
ということで決勝戦および推し周辺の感情を吐き終えたので続いて個人的に印象に残っている試合について書いていきます。
まず何より最初に書きたいのはAブロックの「YOH×高橋ヒロム」戦。
マイクを通して客席を煽るなど喋りのスキルも求められるレスラーでありながら、普段から口数が少なくあまり感情を見せないYOH選手が、対照的に常に感情爆発しまくりのヒロム選手に勝利して素直な胸中を滔々と語った試合後マイクが本当に素晴らしくて一発でファンになりました。
推しレスラーもユニット別なら重複にカウントしないはず(たぶん!)なので、CHAOSはYOH選手推しでいきたいと固く決意した瞬間でした。
なお元パートナーで因縁のあるSHO選手との対決は反則攻撃により割とあっさり終わってしまったので、これを踏まえて今後また別の機会にバッチバチのタイマンを見せてくれることを期待しております。
そして次に語りたいのがBブロック「エル・リンダマン×エル・デスペラード」戦。
外部団体GLEATから直接のご指名を経て念願の対決となったデスペさん
VSリンダマン。
かつて新日本プロレスに志願するも書類落ちしたリンダマンが、外部で修行して筋肉ダルマになってから新日本のリングで看板レスラーの一人であるデスペさんを破った展開はキャプテンの谷口みがあって見ていて熱くなりました。
しかもそのフィニッシュも変に凝った技じゃなく無骨で真っすぐなジャーマンというのがマジで刺さりました。
達者な喋り口や華のあるキャラクターで気づくと会場を魅了している存在感も素晴らしかったです。
舞台はどこになるか分かりませんが、また試合を観たくなるレスラーでした。
あと触れておきたいのはAブロック「金丸義信×SHO」戦。
というのも、一日に立て続けに10試合とかを観ることになるBOSJ大会で、試合展開がマンネリ化して見てる側の集中力が途切れないよう途中で変化をつけられるレスラーの存在ってとても重要だと思うんですよ。
そう考えるとコメディ路線で唯一無二のキャラとムーブを確立している田口カントクはもちろん、場外乱闘や反則攻撃で予想外の展開を作るヒール側のレスラー、特に今大会においてそっち路線でめちゃくちゃ生き生きしていたSHO選手はもはや裏MVPだなと思ってたんですが、それと同じくらい純粋なプロレスの技術と技ありなヒール攻撃で存在感を示したのが金丸義信選手でした。
戦績こそ4勝5敗と負け越しながら、優勝した高橋ヒロム選手や現IWGPジュニアチャンピオンの石森選手、それに加え現ヒールサイドにおいてある意味花形ともいえるSHO選手とコメディスター田口カントクからからそれぞれ鮮やかすぎる勝利を収めているのが本当に好きで、熟練の足責めからの必殺アルコール消毒という勝ちパターンに何度も興奮しました。
また直近ではNEVER無差別級の3vs3マッチでSHO選手含むハウスオブトーチャー組のベルトに挑戦するということで、目には目を、反則には反則を、の流儀でダーティな大人の勝ち方をまた期待したいです。
そして最後はBブロック「エル・デスペラードvsDOUKI」戦。
本来なら同じ鈴木軍に属する2人なので特にバチバチする必要はないように思えますが、今大会の前に行われた葛西・本間組とのデスマッチ後に、自分で自分を卑下するような言葉を残したDOUKI選手にデスペ選手が記者会見で突っかかり、それを受けての対決という展開になりました。
そんなイザコザを経ての直接対決でなんとか勝ちを収めたデスペ選手が、勝利後マイクでちゃんとDOUKI選手の実力を認めたうえで『テメェのステージ落としてんのはテメェの振る舞いとテメェの言葉だ』と愛のある罵倒を叩きつけたのが実に熱かったし、この一戦を経てファンがDOUKI選手を見る目が良い意味で少し変わった気がしました。
プロレスは「勝つに値する」というか、試合に勝利することに説得力が伴うレスラーじゃないと実際に勝った時に観客が納得しない部分があると思うので、そういう説得力を纏うという意味で今大会を通してDOUKI選手のランクがまた一つ上がった気がするし、果敢なトペや巧みなジャベで有力選手を追い詰める姿も勇ましかったので、今後いつかまたメインを張った時にはしっかり勝利して、最後に一人リング上に残って大会を〆る場面を見てみたいなと思いました。
最後に
ということで、本当はもっと語りたいことがたくさんあったんですが時間が差し迫ってきたのでこの辺で〆ようと思います。
どこまでいっても創作の母は期限ですからね。
ただ今大会で強く印象を残したユナイテッドエンパイアのTJP・アキラ組の躍進はもちろん、これから仲良し愛され外人タッグとして人気者街道を爆走すると思ってたらまさかのバレクラ入りで仲違いしたゼインとエースの今後の展開とか、今回はあまり目立てなかったけどこれからに期待なワト君とか、また新日本のシリーズにも来て欲しいリンダマンとか、試合でまさかの共鳴を見せたクラークと田口カントクにいつか共闘して欲しかったり、なにより因縁のSHO×YOHがこれからどうなるのかとか、とにかく楽しみなポイントが目白押しです。
そんな色んな展開の伏線を張り巡らせたのが今回の大会だったので、BOSJの終了は寂しいものの、既にこれからの展開が心から楽しみです。
そんな訳で、今回は字数も熱量もスパーク気味にお送りしました。
駄文長文へのお付き合いありがとうございました。
それではまた明日!
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