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中学校教師 #8 魔の6月を乗り切るために


4月から中学校で勤務しています。
いずれは小学校に戻ることを考え、この経験を記録に残そうと思います。
異動の経緯や考えは下記参照

https://note.com/vast_swan335/n/n94f3001c0e89

いよいよ6月です。
GWが終わり、宿泊行事や定期考査(5教科)が終わり…
これまでの成長を実感でき、次の目標を設定して努力を続けることができれば、良い6月になるのだろうけど、そんなうまくいかないのが現場です。

2章スタート

数学の授業です。
2、3年生ともに、2章のスタートです。

2年生 連立方程式

方程式を解く、解を得ることが楽しいと感じる生徒が多く見られます。
ICTを活用して課題提示やヒントカードの選択などの工夫をしています。1章では、授業になかなかやる気が見えなかった生徒も、2章では学びに向かう姿が見られています。率直に…うれしい。
少人数グループの話合いも、本当に大切な場面のみにしているため、中身の濃い話合いになっています。

3年生 平方根

電卓で近似値を求めるところからスタートしました。平方根という数の概念を理解することは簡単なようで難しい。このむず痒い感覚を楽しんでいる生徒が見られます。
来週は平方根の加減乗除です。計算になると苦手意識がさらに高くなりそうなので、授業展開の工夫が求められそうです。


タブレットトラブル!

今週はタブレットのトラブルが複数件挙がりました。
①自習中にタブレットで遊ぶ(SNS?ゲーム?)
②共同編集している途中にデータを消し合うというケンカ。

中学生は小学生と違うなぁと感じるのはトラブル後の生徒の姿だと思います。割とあっさり指導できるのが小学生。指導がしんどいのが中学生…。これまでの人間関係の複雑さも関係しているため、すっきりするような解決とはいきません。
学年主任を中心に対応しましたが、すごいなと感じたことを挙げてみます。
・スピード感
トラブルに対処しないまま下校させない。
・納得感
できるだけ生徒の思いを聞き、言い分を受け止めたうえで指導すべきことを伝える。生徒も自分の思いを伝えている分、納得できることも多い。
・次のトラブルの予知
今回のトラブルや指導について、LINEやSNSで友達にいいふらさないと釘を刺す。話が広がることで、尾ひれがついて話が変わってしまうことがあるので、ここはしっかりと確認して下校させていました。


魔の6月をどう乗り切るか

TwitterやVoicyでいろいろな先生方が6月について話をしています。
参考になることが多いです。
何をするかという視点よりも、どのようなマインドで過ごすかという視点の方が大切なのではないかと感じることもあります。

個人的には、「基本に戻り、淡々と」というキーワードで6月を乗り切ろうと思います。
①基本に戻り
学級・学年開きを思い出してみます。
どんな学級・学年になってほしいという思いを伝えたか。
4月に声を掛けていたことはできるようになっているか。

できている部分を価値づけることで、土台となる部分をしっかり固めることが重要です。
できているだろう…と、焦ってどんどん次の目標を掲げることはやめたいです。
子どもたちも、自分たちが4月からやってきたことを評価してもらうことで成長を感じることができるはずです。

②淡々と
もっとこのくらいできるようになってほしい…という思いが、焦りや強い指導につながることを怖れています。
言うべきことは言いますが、しつこくなく、淡々といきます。
できていない子は一部のはず。
ほとんどの子はできています。
だからこそ、できていない一部の子だけに声を掛け続けるという状況ではなく、できている子を大切にしている、認めていることが伝わるようにしたいです。


先日、生徒のコメントで「梅雨はすっきりしない天気が多く、あまり好きではない。」というものがいくつか見られました。
やっぱりそう感じるんだなと思いました。
このじめじめしたすっきりしない時期を、生徒ともに乗り切るようにしたいです。


【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】


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