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中学校教師 #18 2学期が始まる前にやるべき心の準備


4月から中学校で勤務しています。
いずれは小学校に戻ることを考え、この経験を記録に残そうと思います。
異動の経緯や考えは下記参照

夏休みの最終週。
家族と遊んだり、一人の時間をじっくり過ごしたりする夏休みモードから、2学期を始業する準備のモードへの切り替え。

正直、そんなに簡単なことではありません。

どんな仕事をして、どんなことを考えていたか。
そして、2学期の始業式を迎えるにあたり、どんなマインドでいるべきかをまとめてみます。

登校=100点というマインド


夏休みの終盤になると
「夏休みの課題終わった?」
という話題が必ずでてきます。
ちなみに、我が娘はまだ2つ課題が残っています。(絵日記・画用紙に絵を描く)

課題が終わっていないから…
先生に怒られるかも…
友達は課題が終わっているのに自分だけ…
そんな不安を感じている子がいるかもしれません。

しかし、大事なことはここではありません。
本当に大事なことは「元気に登校すること」です。
もちろん、教師も。
今週、部活動で学校に来た生徒には
「元気だった?」
「しっかり休めた?」
「たくさん遊んだ?」
と聞くようにしています。

夏休みなんだから、休んでなんぼ。遊んでなんぼです。
2学期の始業式、登校した子たちを笑顔で出迎えたいです。

「課題は…」と不安に感じている子がいるかと思うので、
「できていないならそれを正直に言えば良いんだよ。」
「2学期がんばります、って伝えながら挨拶しよう。」
と伝えるようにすることで、不安感を減らしていけると良いです。


こども園の先生から学ぶ


息子2人が3週間ぶりにこども園に登園しました。
送っていくと先生方が次々と
「うわぁー、●●くん!久しぶりー!!」
「元気だったー?」
「会いたかったよー!」
と満面の笑みで話しかけてくれました。
もちろん、親である私にも
「夏休み楽しめましたか?」とか
(コロナだったので)
「体調はどうですか?」とか
気遣う言葉を掛けてくださいました。
子どもにも親にもこんなにあたたかく声を掛けていただき、本当にうれしい気持ちです。
あなたに会えてうれしい
話すことができてうれしい

こんな気持ちが相手に伝わるようにしたいです。


初日、ビンゴで遊ぼうかな

初日、学活の時間があります。
いきなり授業をする気持ちにはなれません。
かといって、学級の組織を決める必要もなく、どんな過ごし方をしようか考え中。
小学校担任時代は、ひたすらミニレク・構成的グループエンカウンターをやっていたこともあります。
さて、中学2年生、どんな活動をしようか。
活動を考える上で意識したこと
・夏休みの思い出には差がある
(ほとんどは楽しい子、一部、家ではつまらない思いの子もいる)
・友達と話す時間は大事
・ちょっとだけ競う
(競う要素が強すぎるとトラブルになるかもと心配)
・相手を思いやる、相手のことを考える活動にしたい

以上のことを意識して「夏休みビンゴ」を行うことにしました。

Canva ホワイトボードで作成

①4人班で協力プレイ
②ビンゴカードにマスに数字を書き入れる。
 ※30人学級なら0から30まで 同じ数字は×
③夏休みに関する質問を考える。
 ※Yes-Noで回答できるもの。○プールに入った人 ×どこに行った?
 例)7月中に~の課題を終わらせた人・花火を見た人 など
④班で相談して決めた質問を全体に投げ掛ける。
 Yesと回答した人数の数字のマスをあけることができる。

★班の友達と話をする機会を設けることができる。
★これは人数多くなりそうだぞ、と戦略も考えることができる。
★共同編集のスキルを高めることができる。
★振り返りを共有することができる。お互いの思いが分かる。


いよいよ2学期が始まります。
あれやりたかったなーと、思い残すことがなければ、仕事が始まってもがんばろうと思えるはず。

なんだかんだ、どうせ働きます。

2学期は長いので、ぼちぼち力を出していけるようにしたいです。

引き続き、実践したことや考えていることを週1回のペースで記事にまとめることができるようにがんばります。


【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】


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