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中学校教師 #63 学年主任として臨む体育祭の価値

おはようございます。
中学校教員、うたういぬです。

昨日、体育祭を行いました。
小学校教員時代の運動会も含めて、初めて学級担任ではない状態で臨んだ体育的行事でした。


計画・練習・準備

学年主任ということで、特別活動主任や体育主任と連携しながら全体計画を立てる手伝いをしました。その際、「担任の立場だったら、こういう点に気を遣ってもらえるとありがたい」と進言することができました。

練習の際は、複数のクラスの様子を見ることができました。
その姿によっては、私自身がゲキを飛ばすこともありましたし、見守ることもありました。

担任にもっと熱を入れて指導してほしいと思ったこともあります。
(せっかく担任の立場で臨めるのだから…子どもたちと一緒に気合いを入れて頑張れよ!)

準備についても、担任ではないからこそできる仕事もあったかと思います。
昨年までは、担任をしながら準備は大変…と思っていましたが、今年は進路指導の仕事もしながら準備は大変…って感じでした。
どっちみち、行事の準備は大変でした。


いざ、本番

担任は、カラーの色で染められたコスチュームでした。
(今年は赤カラーvs青カラー)
・シャツ、ハーフパンツ・靴下・靴まで一色
・生徒のメッセージ入りのTシャツ
・学級目標を入れたTシャツ

担任が運動場に出ると、生徒は嬉しそうな表情に。
「うわぁ、◎◎先生、すげー」
「◯◯先生、可愛いー」

一方、どちらのカラーにも所属していない私は白Tシャツに黒パンツ。
黒子に徹する覚悟。

体育祭の前にテントで気合いを注入したり、競技中に声を枯らすほど叫んだり、結果に一喜一憂したり…担任と生徒の距離感。湧き上がる感情、熱。


いいなぁ担任
いいなぁ担任
いいなぁ担任


この気持ちをグッと堪えて、1日過ごしました。


これからが重要

体育祭に向けて力を入れて指導してきたことを振り返ります。

★日常が大事
練習だけでなく、日々の生活が大事。体育祭だけ頑張る人ではいけない。日常生活の挨拶、時間を意識した行動を重視した。
ベースアップした基準を下げることなく、今後に繋げたい。

★感謝
みんながいるから体育祭ができる。
共に頑張る仲間、準備をしてくれる先生たち、支えてくれる保護者や地域の方に感謝する気持ちを持とうと指導した。
頑張る姿を見せることで感謝の気持ちを伝える。

体育祭の成果を本物にするために、これからが重要になる。
この点にこだわって今後の指導を続けたい。

またいつか担任をすることができるなら、やってみたいことも見えてきた。
子どもたちと一緒にバカみたいに盛り上がるような行事への臨み方。
その時までに心にある熱を冷まさずに持ち続けたい。


体育祭では放送担当だったので、放送機器の管理や担当生徒の指導も含めて、席から動くことはほとんどなかった。
生徒が頑張る姿を放送席から見守り、いつもとは違う体育祭だった。

放課後、頭の中に残ったことを整理する。
「3年生がリーダーでよかった」

私が担当している3年生は、幼い面が残る生徒も多い。
しかし、他者を思いやる気持ち、仲良く生活しようとする気持ちがよく見られる。

3年生がリーダーとなり進めた体育祭。
生徒会やカラーリーダーでは、温かい言葉が多く聞こえた。
きっと、この子たちがリーダーだったからこそできる雰囲気があったのだと思う。
この子たちがリーダーの体育祭、私は好きです。


さて、来週は文化祭。
後悔のない日々を。

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