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詐欺はブルーオーシャンなのか?


また詐欺です。

また新たな詐欺事件のニュースがありました。

内容を読むとバイナリオプションという投資と情報商材を絡めた詐欺のようです。
数年前から金融庁が注意喚起していたものです。
僕もなんとなく覚えています。

上がるか下がるか

バイナリオプションとは簡単に言うと上がるか下がるかにベットする投資です。
これを投資と呼んでいいのかとも思います。
全ての相場は上がるか下がるかの二者択一です。
上げ相場、下げ相場でも短期では上下を繰り返します。
二者択一なので確率は50%。
50%の確率を勝ち続けることは難しい。
必ずどこかで負けます。
投資では小さく負けることが重要といいます。
それを思えばこの投資はハイリスクなのです。

組み合わせの妙

バイナリオプションの投機的性質は投資に不慣れな人にも分かりやすいとも言えますし、勝ちを取ることもできると思います。
但し単発であればの話です。
しかし先ほども書いたように勝ち続けることは困難というか無理です。
そこに今回の詐欺は情報商材を組み合わせ、勝率80%をうたい投資者を集めたらしいです。
この勝率を30%上乗せする情報商材の存在が大きいですね。
ただ詐欺被害にあった人達はこの+30%の仕組みを理解できなかったかもしくは理解することなく投資してしまったんだね。

詐欺犯の負け組

先ほどまでは詐欺被害者側の話をしてきましたが、タイトルにもある通り最近は詐欺被害のニュースを頻繁に聞きます。
ということは、新規の詐欺師の業界に参入してくる人材も多いということだと思います。
おそらくこういった裏社会であっても新規参入者が稼いでやろうと色々と取組みをしているんでしょうけど、ニュースで取り上げるような大きな詐欺が出来ない人もいるんでしょうね。
良くも悪くも凡人という所謂普通の人(犯罪を犯している時点で「普通の人」のカテゴリからは外れてはいるけど、能力的にという意味)。
おそらくこういった人は表の世界でも成功は難しいんでしょう。と、思いました。

犯罪の成功率

最近の詐欺は組織化、マニュアル化が進んでいると言いますが、マニュアルが存在するということは誰もが出来る簡単な作業ではないということです。
リターンが大きいからマニュアルを作ってでも実行するだけのうま味があるということです。
詐欺の被害者と対峙する時の事前情報を詐欺犯罪者はどれほど持っているんでしょう?
住所、氏名、性別、年齢、電話番号くらいでしょうか?
性格や気性はおそらく知らないと思います。
そんな状態で始めて対峙して詐欺が成功する確率はどの程度なんでしょう?
その時点で8割以上の成功率が約束されていないと末端の実行犯は割に合わないと思いますが、指示役はおそらく被害者と対峙する実行犯にそんなことを考えさせるようなことはないとは思います。
詐欺事件は、被害額ばかり報道されますが、おそらく相当数の失敗があると思います。
だから安心してくださいと言う話ではありません。
今の時代、詐欺の可能性はいつ何時も忘れてはいけません。

犯罪のハードル

物事には何事においても成功の要因、失敗の要因があります。
それは犯罪においても同様だと思います。
日夜報道されるような犯罪行為は、ある意味成功した犯罪行為、もっと言うなら成功且つ露見した犯罪行為と言えると思います。
犯罪者側の理想形は、犯罪が成功し世間に知られないことです。
この場合は知られていないので、実行犯が語らない限り露見することがありません。
また失敗した犯罪行為も、未遂とかでない限り世間に知られることはありません。
世の中には意外にこれが多いのでは?と僕は思っています。
犯罪というのは犯罪の要件を満たしていないうちは犯罪になりえません。
犯罪を成功させる為には本人の計画性以外にも不確定な阻害要因が入らない事が結構重要なんじゃないかなと思います。
苦労して成功したとしても、結局露見しては逮捕されるので犯罪は割に合わないなと思いとどまる人がいるといいな。

まとめ

結論として犯罪の世界で大きく成功してもその犯罪行為が世間に認知されれば、最終的には逮捕ということになります。
犯罪者で幸せになった人はいるんでしょうか?
幸せな犯罪者は、犯罪自体が世間に露見せずその人自身が犯罪者と認識されていない人なのかとも思ったけど、本人は犯罪の認識があるはずなので逮捕のリスクを常に意識しながらの生活になるから気が休まらないとも思えるので、そんな「幸せな犯罪者」は存在しないのかな?
今回は最近の詐欺事件のニュースから記事を書いてみました。
では、また。

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